ジェンソン・バトン 「自分はもうF1では“忘れられた”ドライバー」
元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンは、再びF1カーを運転することに“強い関心がある”ことを認めるが、自分は今では“忘れられた”ドライバーだと感じていると語る。

2009年にブラウンGPで唯一のタイトルを獲得したジェンソン・バトンは、マクラーレンで7年間過ごした後、2016年末にF1を引退したが、2017年のF1モナコGPでインディ500に参戦したフェルナンド・アロンソの代役として1戦限りのF1復帰を果たした。

それ以降、ジェンソン・バトンは日本のSUPER GTに参戦し、2018年にチーム・クニミツで山本直樹とタイトルを獲得。また、FIA世界耐久選手権とル・マン24時間レースにも参戦している。

ジェンソン・バトンは、F1に復帰できるならば拒むつもりはないが、再びレースをするチャンスが与えられるとは考えていないと語る。

「イエスと言いたいけど、スポーツですぐに忘れられてしまう」とジェンソン・バトンは Sky Sports にコメント。

「今ではパドックを歩いていても人々は僕に気づかない。まぁ、それは冗談だけどね」

「レーシングドライバーとして、彼らは僕を忘れてしまったと思う。」

ジェンソン・バトンは、現在のF11カーはこれまでにどのマシンよりも速くなっており、自分がハンドルを握ることに“強い関心がある”と認めるが、F1ドライバーとして39歳の自分は“過去の人”だと考えていると語る。

「トラックでクルマを見ているのは最高だ。マシンのスピード、ブレーキ能力、ダウンフォース、方向展開などは物凄い」とジェンソン・バトンは語る。

「それら僕がこれまでにレースした何よりも速い。いくつかの点でそれを恋しく思っている。F1カーを再びドライブすることに強い関心がある」

「でも、F1でレースができるかと言えば…ノーだね。自分はもう過去の人だと思う」

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カテゴリー: F1 / ジェンソン・バトン