ジェンソン・バトン F1 モナコGP マクラーレン・ホンダ
ジェンソン・バトンは、F1モナコGPでの1戦限りのF1復帰にプレッシャーは感じていないと頑なだ。

ジェンソン・バトンは、インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役として、今週末のF1モナコGPでマクラーレン・ホンダのF1マシンに戻ってくる。

だが、ジェンソン・バトンには厳しいチャレンジが待ち受けている。マクラーレン・ホンダは今シーズンまだポイントを獲得できていない。

さらにジェンソン・バトンにとっては2017年F1マシンを走らせるのは木曜日のフリー走行が初めてとなる。

先月のバーレーンテストでマクラーレン・ホンダ MCL32をテスト出来る機会はあったが、ジェンソン・チームは“役に立たない”と感じ、シミュレーターでF1復帰にむけた全ての準備を整えることを選んだ。

F1モナコGPの水曜記者会見に出席したジェンソン・バトンは「準備はうまくいった」とコメント。

「実際にクルマをドライブしていないことを除けばね。だからパーフェクトとは言えないけどね」

「バーレーンで半日走るという選択肢はあったけど、それは何の役にも立たないと思ったんだ。完全に違うタイプのサーキットだからね。だから、何日かシミュレーターに乗るのがベストとチームに伝えた。感覚を掴むためにシミュレーターで多くの時間を費やした」

「大部分は同じだけど、いくつか変化がある。いくつか学ばなければならないことはあるけど、それでもレーシングカーであることに変わりはない。ちょっとワイド化されていることに慣れる必要はあるけどね」

ジェンソン・バトンは、今週末に結果を出さなければならないことに余計なプレッシャーは感じていないが、最高の走りをするつもりだと語る。

「プレッシャーはまったく感じていない。とてもリラックスしているし、ワクワクしている。1戦限りの復帰というのは面白いし、それがモナコとなると特別だ。僕は前にここで勝ったことがあるし、17年間ここに住んでいる。とても良い経験を積んでいる。でも、プレッシャーは全く感じない」

「クルマに乗ったら自分にできるベストな仕事をする。僕はそのためにここにいる。僕が人生でやっていることは全てそうだ。コンペティティブになりたいし、自分とチーム、マシンの全てを引き出したい。そこは変わっていない」

「僕はまだアンバサダーだし、今週末クルマでレースをする機会を与えられた。いずれにしろ、ここにいるつもりだったし、座ってシャンパンの飲む代わりにクルマでレースをするだけだ。とてもエキサイティングな立場だし、チャレンジではあるけど、良いチャレンジだ」

「クルマは予選で良かったみたいだし、フェルナンドが良い仕事をした。クルマが良くなっている証拠だ。シミュレーターでアップグレード後のものもドライブした。明らかな改善が感じられたし、ここでもさらに改善が予定されている。全てが順調にいけば今週末の僕らはまずまずの競争力を見せられるはずだ」

マクラーレンから復帰の要請があった時に躊躇はなかったかと質問されたジェンソン・バトンは「飼っている2匹の犬たちに聞いたら、1週間くらい僕がいなくても大丈夫だと言っていたよ」とコメント。

「彼女からもやるべきことをするべきだと言われたし、イエスと答えた。これは僕の決定だ。嫌ならノーと言うこともできた。誰だってそうだけどね。レースをしたくないレーシングドライバーなんて誰も望まない。とても楽しみにしている。もちろん、きちんとしたテストでクルマに乗る機会があれば、もっと準備は整えられただろうけど、F1はそういうものではない」

ジェンソン・バトンは、今年トライアスロンに情熱を捧げて、激しいトレーニングを積んでいたが、唯一、首にわずかな懸念はあると語る。

「準備はできたと思うしかない。体力的には問題ないと思う。木曜日の後は、たとえモナコとはいえちょっと首が痛くなりそうだね」とコメント。

「でも金曜日はオフだから、少し休める。フィジオの“マイキー・マッスル”も1戦限りの復帰を果たす。だから彼にマッサージしてもらうよ。エキサイティングなチャレンジだ。それが全てだ。そのために僕らはここにいる。本当に楽しみにしているよ」

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カテゴリー: F1 / ジェンソン・バトン