ジェンソン・バトン
ジェンソン・バトンは、F1から完全に引退するのではなく、2017年に1年間を休養ことにしたのはマクラーレンCEOを務めるロン・デニスの説得があったからだと明かした。

マクラーレンは、9月のモンツァでジェンソン・バトンが2017年にレースドライバーから退き、チームのアンバサダーとして活動することを発表。代りにストフェル・バンドールンがレースドライバーに昇格し、フェルナンド・アロンソとチームを組む。

ジェンソン・バトンの契約には、マクラーレンが2018年にストフェル・バンドーンもしくはフェルナンド・アロンソが不在となった場合、再びレースドライバーとしてステアリングを握る可能性が残されている。

2017年にF1以外でレースをする予定はあるかと質問されたジェンソン・バトンは「ないよ。来年はレースをしないことがゴールだからね」とコメント。

「僕の目標はまたレースをすることではない。ただ、半年もすればまたレースがしたくなるかもしれないね」

「スパでのロンとの話し合いは引退に関することだったけど、雑誌で言われているのとは違って、彼の影響でチームにとどまる方向に考えを変えたんだ。逆だ。僕がレースをしない理由は、ロンが1年休むべきだと言ったからだ」

2000年にF1デビューしたジェンソン・バトンは、15回の優勝、50回の表彰台を達成しており、2009年にはワールドチャンピオンを獲得している。だが、マクラーレンがホンダとのタッグを再開した2015年からはチームが苦戦を強いられていることもあり、2012年のF1ブラジルGP以降は優勝から遠ざかっている。

ジェンソン・バトンは、3勝を挙げて、次ぐランキング2位で終えた2011年がマクラーレンでのベストシーズンだったと語る。

「そうだね。今年はかなり不運が続いている。今年も楽しんでいるし、良い仕事ができているとは思うけど、今年のレースで運がこれだけ味方してくれないとちょっとね」

「2011年はおもしろい1年だったな。マシンが最高だったね。ブロウンディフューザーがあってダウンフォースが凄かったし、みんなも気に入っていたけど、グリップが低い時は僕にはかなり良く合っていた。だから、メキシコは僕のドライビングスタイルにあまりあった場所ではないかもしれないけど、頑張るよ」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ジェンソン・バトン / ホンダF1 / マクラーレンF1チーム