ジェンソン・バトン
ジェンソン・バトンは、現在の予選ルールよりも“片目をつぶってドライブ”した方がマシだと考えており、合算タイムで予選順位を決めるシステムでも歓迎だと語っている。

F1首脳陣は、3日(日)に予選ルールの変更について話しあったが合意に至らず、今週、再度ミーティングを行う予定となっている。

時間の経過とともに最下位のマシンが1台ずつノックアウトされていく今年の新システムは、2戦が終わってもグリッドの意外性やセッションのエンターテイメント性につながることはなく、各チームの話し合いで廃棄されることが確実視されていた。

だが、2015年の予選方式に戻そうという各チームの意向にFIAとバーニー・エクレストンが反対しており、90分を超える話し合いをもってしても修正案はまとまらなかった。

現在提案されている方法の一つには、2回のタイムアタックを総合してグリッドを決めるという案がある。

ジェンソン・バトンは“旧体質で構造上の問題をはらむ”F1の統括システムの徹底的な見直しを訴える公式書簡を作成したグランプリ・ドライバーズ・アソシエーション役員の一人であり、今週の話し合いがどのような案に至ろうとも前進には違いないと考えている。

「合算システムになるなら、やってみるつもりだ。言えるのはそれだけだね。今のシステムよりはいい。何であれ、今よりはマシだ」

「片目をつぶって運転しろと言われたって、その方がマシだ。変化に期待しているし、そうなるといいね」

メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、意思決定に関わる者たちの“様々な意図”が、事態を“狂気的”にしていると語っている。

7日(木)のミーティングでまったく新しいフォーマットが固まらなければ、第3戦中国GPでも現在の方式で予選が行われるだろう。

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「結局、歩み寄らなければ今あるもののままだということだ」と語った。

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カテゴリー: F1 / ジェンソン・バトン