2025年F1 イギリスGP 予選:FACTS AND STATS

予選は非常に僅差の戦いとなり、わずかな差でQ1敗退となったドライバーたちも少なくなかった。以下は、シルバーストン予選の主な記録とデータだ。
■ フェルスタッペンは今季4回目のポールポジションを獲得し、レッドブルでの通算44回目のポールとなった。これはチーム内での最多ポール記録であるセバスチャン・ベッテルに並ぶ。
■ レッドブルにとっては通算107回目のポールで、これは歴代5位タイとなるロータスと並ぶ記録。
■ フェルスタッペンとオスカー・ピアストリは、これで今季ポール獲得数がともに4回で並んだ。
■ ピアストリは2番手に入り、ランド・ノリスをシルバーストンで初めて予選で上回ったチームメイトとなった。
■ またフェルスタッペンとピアストリは、今季サウジアラビアGPでも同じ並びでフロントローを占めている。
■ ノリスは3番手。これで2年連続シルバーストンで3番グリッドからスタートすることになった。また、彼がこのサーキットでチームメイトに予選で敗れるのは今回が初めてで、通算8回目の挑戦で初の出来事となった。

■ ノリスとピアストリは、予選ではフェルスタッペンに敵わなかった。
■ ジョージ・ラッセルは4番手。今季8回目のトップ4スタートとなる。
■ ラッセルは今季ここまで、キミ・アントネッリに対して11勝1敗と予選成績で大きく勝ち越している。
■ ルイス・ハミルトンは5番手に入り、直近4戦のうち3戦でチームメイトを上回った。
■ ハミルトンはこれまで、3番手以下からスタートしてこのシルバーストンで2度優勝しており、いずれも7月6日に行われたレースだった(2008年:マクラーレン、2014年:メルセデス)。
■ シャルル・ルクレールは6番手。昨年はフェラーリの2台ともトップ6圏外だったため、今年はそれを上回る結果となった。
■ アントネッリは7番手だったが、オーストリアGPでのフェルスタッペンへの接触により3グリッド降格のペナルティを受ける。
■ オリバー・ベアマンは自己ベストとなる8番手を記録したが、フリー走行3回目での赤旗無視により10グリッド降格となる。
■ フェルナンド・アロンソは、ここ6戦で5度目となるQ3進出を果たした。
■ ピエール・ガスリーは、アントネッリとベアマンのペナルティにより8番手に繰り上がる。彼はプラクティス3回でP19、P18、P20と低迷していた。
■ ガスリーが今季予選で8番手以上からスタートしたのは、バーレーンGP(4番手)を除けばこれが唯一。
■ また、アルピーヌがコンストラクターズランキングで10位に低迷する中、ガスリーは今季すでに7回Q3進出を果たしている。

■ ハミルトンは5番手。チームメイトを予選で上回った。
■ ウィリアムズは、2020年以来初めてシルバーストンでQ3進出を逃した。
■ だがカルロス・サインツJr.はペナルティの影響で順位が繰り上がり、イモラ以来となるトップ10スタートを果たす。
■ 角田裕毅は12番手で予選を終えた。これまでシルバーストンでの自己最高グリッドは13番手だったため、自己ベストを更新。
■ アイザック・ハジャーはQ2に進出。今季ここまで一度もQ1で敗退していない記録を継続中。
■ エステバン・オコンは15番手。ここシルバーストンでは2020年を最後にQ3に進出していない。
■ リアム・ローソンとガブリエル・ボルトレトは、前戦オーストリアGPではともにQ3進出を果たしたが、今回はQ1敗退に終わった。
■ キック・ザウバーは今季3回目となる2台そろってのQ1敗退。
■ ランス・ストロールは18番手で、これで3戦連続のQ1敗退となった。
■ ニコ・ヒュルケンベルグは今季8回目のQ1敗退。とはいえオーストリアGPでは最後尾からスタートして9位でフィニッシュしている。
■ フランコ・コラピントは20番手。アルピーヌから6戦に出場し、3度目のQ1敗退。これは前任のジャック・ドゥーハンと同じ記録。
■ Q1では、P1からP19までの差がわずか0.688秒。これは昨年のオーストリアGP(0.593秒)に次ぐ狭差の記録となった。
カテゴリー: F1 / F1イギリスGP