F1イギリスGP ハミルトン最速発進 角田裕毅の代走リンドブラッドは14番手

このセッションでは2名の若手ドライバーがFP1デビューを果たした。レッドブルは17歳のアービッド・リンドブラッドを角田裕毅の代わりに起用。
一方、アルピーヌはリザーブドライバーのポール・アロンをニコ・ヒュルケンベルグのキック・ザウバーに乗せた。両チーム間で21歳の起用に関して合意した形だ。
序盤はハースのエステバン・オコンが先陣を切り、多くのマシンがミディアムタイヤで走行開始。アストンマーティンとウィリアムズ勢はハードタイヤを装着していた。レーシングブルズのリアム・ローソンは早々にリンドブラッドに引っかかったと不満を述べ、「前のドライバーはミラーを確認するべきだ」と無線で訴えた。
最初のセグメントでは、ハミルトン、ノリス、ラッセルとホームドライバーが次々にトップに立つ展開に。その後、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がルクレールを上回るタイムを記録したタイミングで、他のドライバーたちはソフトタイヤに履き替え始めた。
アルピーヌのピエール・ガスリーはコプスでスピンを喫し、タイヤにフラットスポットを作るも走行を続行。ウィリアムズのカルロス・サインツは一時ピット内でマシンがスタンドに上がり、フロアのチェックが行われていたとみられる。
残り20分を切った頃には、各車ソフトタイヤでのアタックが本格化。ノリスが再び最速に立つも、最後にハミルトンが再度トップを奪取。1分26秒892を記録し、40歳の地元ヒーローが9度の勝利を誇るシルバーストンで見事な滑り出しを見せた。
オスカー・ピアストリが3番手、シャルル・ルクレールが4番手、ジョージ・ラッセルが5番手に続いた。ハジャーが6番手と健闘し、アレックス・アルボン、ローソン、キミ・アントネッリがそれぞれ7~9番手。マックス・フェルスタッペンは10番手に終わった。
その後方では、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが11・12番手、リンドブラッドが13番手、サインツが14番手、オコンが15番手。16~20番手にはフランコ・コラピント、アロン、オリバー・ベアマン、ガスリー、ガブリエル・ボルトレトが並んだ。
この後、現地時間16時からはフリー走行2回目が予定されており、各チームはデータを解析し次のセッションに備える。

2025年F1 イギリスGP フリー走行1回目 順位・ラップタイム
1.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分26秒8922.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分26秒915
3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分27秒042
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分27秒095
5.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分27秒163
6.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) - 1分27秒217
7.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) - 1分27秒304
8.リアム・ローソン(レーシングブルズ) - 1分27秒351
9.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分27秒367
10.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分27秒432
11.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) - 1分27秒678
12.ランス・ストロール(アストンマーティン) - 1分27秒844
13.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) - 1分27秒909
14.アービッド・リンドブラッド(レッドブル) - 1分27秒958
15.エステバン・オコン(ハース) - 1分28秒057
16.フランコ・コラピント(アルピーヌ) - 1分28秒086
17.ポール・アロン(ザウバー) - 1分28秒142
18.オリバー・ベアマン(ハース) - 1分28秒147
19.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) - 1分28秒332
20.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) - 1分28秒397
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