ブラッド・ピット、F1イギリスGPで走行シーンを撮影 「目が回っている」
ブラッド・ピットは7月9日(日)、F1イギリスGPのスタート前にF1映画の撮影でシルバーストンのレースコースをドライブした後、「今はちょっと目が回っていると言わざるを得ない」と語った。

ブラッド・ピットは、タイトル未定のF1映画の撮影でシルバーストンに集まったファンを魅了した。映画は『トップガン:マーベリック』のジョセフ・コシンスキーが監督を務め、ジェリー・ブラッカイマー、ピットのプランBエンターテインメント、メルセデスのF1ドライバーであるルイス・ハミルトンが製作に携わっている。

F1マシンのように改造された2台のジュニアF2カーで、共演のダムソン・イドリスとともにトラックを走行したブラッド・ピットは、Sky Sportsの司会者で元F1ドライバーのマーティン・ブランドルにこの経験について語った。

「ここに来ることができて最高だよ。笑いが絶えない、人生の最高の時間だ」と59歳のスターは語った。

ブラッド・ピットは、ピットは、ハビエル・バルデムがこの映画に出演していることを初めて確認し、同時に、これまでほとんど伏せられてきたプロットについての新たな詳細を明かした。

ブラッド・ピットは、自身が演じるソニー・ヘイズが90年代のF1ドライバーで「ひどいクラッシュを経験し、ある意味で勝負に負けて失踪し、他の種目のレースをしている」と説明した。

「ハビエル・バルデム演じる彼の友人は、チームのオーナーだ。グリッドで21、22番目の最下位のオーナーだ。一度もポイントを取ったことがない。彼らにはダムソン・イドリス演じる若き天才がいる。彼はある意味で万歳三唱のつもりで僕を連れてきて、ハチャメチャな展開になる」。

「何がすごいかって、車内のあちこちにカメラが取り付けられているんだ」とピットはおどけた。「こんなスピードやGフォースは見たことがないだ。本当に素晴らしい」

だが、ブラッド・ピットは、今回のサーキットでの走行は「プライドを傷つけるもの」だったと付け加えた。

「僕のはホットラップと呼べるかわからない。ある意味でウォームラップと呼べるかもしれない」と語った。

「意図せず、芝生の中を何度かツアーしてきた」とピットは語り、「自分の意地だけで」まだ何も強く当たっていないことを確認した。

イギリスGPの観衆の前でドライブした感想を聞かれたピットは「緊張はしなかったよ。みんながいい準備をしてくれた」と語った。

「スタンドが見えるコーナーがいくつかあるけれど、ラインに集中していた。ストレートを走っているときは、ドライビングの経験に味わうことができた。これは僕たちが入手できる限り本物に近づける必要がある。ルイスは僕たちがこのスポーツに敬意を払い、そのありのままの姿を見せることを望んでいる。一般人だった僕は、ドライバーになるために何が必要なのかまったく知らなかった。そのアグレッシブさと器用さをとても尊敬している

F1 ブラッド・ピット

F1史上最も成功したドライバーであるハミルトンは、土曜日に記者団に対し、この映画の信憑性を強く意識していると語った。

「長い間取り組んできたことだから、緊張もある。

「みんなに気に入ってもらいたいし、このスポーツの真髄を凝縮していると感じてもらいたいんだ」

ハミルトン(38歳)は以前、自身がこの映画に出演しないことを認めている。

「実際に僕の責任で、僕が引き受けることは、背景にいるキャストとクルーが多様であることを確認することだけだ」とハミルトンは語った。

近年、Netflix の舞台裏ドキュメンタリー シリーズ「Drive to Survive」の成功のおかげで、F1 への関心が高まっている。

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カテゴリー: F1 / F1イギリスGP