2023年 F1イギリスGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント
2023年F1第11戦イギリスGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

イギリスGPは、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンが6連勝となる今季8勝目。ランド・ノリスとルイス・ハミルトンというイギリス人ドライバー2人がホームレースで表彰台に立った。

1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「チームにとって11連勝目を挙げることができ、誇りに思いとてもうれしい。とはいえ、今日は一筋縄にはいかない日だった。ファンのみんなにとってはおもしろい展開だったかもしれないけど、スタートがうまくいかなかったので改善点を見つけないといけない。ランド(ノリス/マクラーレン)とオスカー(ピアストリ/マクラーレン)はスタートでとても速く、抜き返して十分なタイム差を作るまでに何周かかかってしまった。後方からだんだん差を詰められていたので、僕たちももう少しがんばらなくてはいけないと思う。結果的にチームにとってすばらしい勝利になった。次戦のブダペストでも、この調子で昨年と同じような走りができることを願っている

2位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「まず第一に、チーム全員に多大な感謝を言いたい。彼らは素晴らしい仕事をしてくれたし、これまでの努力がなければこれは不可能だった。ルイスとの戦いは素晴らしかったし、彼を抑えることができた。そして、できる限り長くマックスに戦いを挑んだ。中間にいるときは孤独で長いレースだけど、ホームレースで表彰台に上れるなんて素晴らしいことだ。インラップではみんなに手を振っていた。僕とチーム全員を応援してくれたイギリスのファンのみんなに心から感謝している。2位と3位を獲得できるはずだった。オスカーは週末を通じて素晴らしい仕事をしいたし、今日はセーフティカーなけば3位になるはずだったので残念だ。彼は表彰台に値した。シルバーストンでは素晴らしい結果を残せた。我々はチームとしてここから前進し続ける」

3位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「セーフティカーは僕らにとって有利なタイミングでやってきたけど、ミディアムタイヤでスタートするのが最終的なプランだった。長く走りたかったし、実際にそうした。良いタイミングで、いくつかの利益を得ることができた。表彰台に上れたことはとても大きい。今シーズンはアップダウンが激しかったし、マシンに関してはまだまだ課題がたくさんある。特にロングランでは強みがある。ジョージのソフトタイヤでのスティントは素晴らしかったし、僕のミディアムタイヤもとても良かった。リヤエンドを改善できればすぐに道は開ける。あとは良いところをキープして、さらにいくつか追加していくだけだ。「最後に、ファンからのサポートは信じられないほど素晴らしく、年々良くなっていく。頂点なのに、どうやったらそんなことが可能なのかわからない! みんなのエネルギーは驚異的だ。今回もシルバーストーンは素晴らしいショーを演出してくれた」

4位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「4位、なんて結果だ! もちろん、セーフティカーが出たときは少し悔しかった。レースではとても長い間表彰台を狙えると思っていたので少し痛かったけど、その傷が表彰台につながったことはとてもとてもうれしい。今年のスタート地点を考えると、とても、とてもうれしい。チーム全体にとって素晴らしい結果だ。また上位を走ることができて本当にうれしいし、もっと走るのが待ちきれない」

5位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日はアグレッシブに行きたかったし、戦略を分けるチャンスもあった。最初のスティントではソフトタイヤがとても強く感じられたけど、残念ながらルクレールをオーバーテイクするのは難しかった。ポイントによっては怪しいディフェンスもあったけど、最終的には抜くことができた。ミディアムタイヤのためにストップした後、セーフティカーが入ったのは不運なタイミングだった。セーフティカーは自分に有利に働くこともあれば、不利に働くこともある。でも最終的にはポジションをひとつ落としただけだし、それがなくても表彰台には上がれなかっただろう。僕にとっては大きな変化はなかった」

6位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「全力を尽くしたけど、もう少しいい結果を期待していた。スタートがうまくいかずオコン(アルピーヌ)の後ろで引っかかってしまい、ワイドに出てポジションを落としてしまった。そこから少しずつポジションを取り戻したけど、予想以上に時間がかかってしまい、さらにタイミングが悪くセーフティカーの数周前にピットインをしてしまった。明日、チームとシミュレーターで作業をするけど、改善するためにいくつかアイディアがあるので、今後に役立つと思う。チームのサポートがあるし、精神的にも強い方なので、今の状況を乗り越えられると信じている。速さはあるので、僕たちがいるべき場所へ戻れるはずだ。次戦のハンガリーでは状況が好転すると信じて、楽しみにしている」

7位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「チームにとって難しい週末だったけど、今日のレースで最大限の力を発揮し、7位を獲得することができた。戦略をうまく管理し、レース中の判断も正しかったと思う。週末全体を分析する必要があるけど、この結果については心配していない。2023年シーズンはここまで予想以上に好調だったし、長いシーズンだ。たった2レース前までは優勝争いをしていたし、今シーズンはもっと浮き沈みがあるだろう」

8位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「素晴らしい週末だった。マシンの速さを考えると、今週の8位は今週末の全セッションの中で最悪のポジションだ。フェルナンド(アロンソ)とチェコ(ペレス)が後ろにいたので、レースはもう少し難しくなると予想していた。スタートではグリップがあまりなくて少し苦労した。レースのリズムに乗ってからは大丈夫だったし、マシンのフィーリングもかなり良かった。セーフティカーは完璧なタイミングで出てきた。フェラーリ勢はハードコンパウンドだったし、カルロス(サインツ)を抜くことができた。トリッキーなレースだった。フェルナンドよりペースが良かったのはちょっと驚きだったけど、最後はシャルル(ルクレール)がかなり早く迫ってきた。片目で前を、片目で後ろを見るようなレースで、ちょっとしたドッグファイトになった。あのレースがもう1周続いてほしかったとは思わない。ダウンフォースが少なくて全開走行が多いトラックではがすべてだったのは明らかだ。また、トラックが涼しかったことも重要で、今日はレース終盤に路面温度が下がって競争力が高まった。コンストラクターズ選手権ではハースと並んで7位につけている。ポイントは常に獲得できるわけではないので、ポイントを獲得できる数少ないレースでそれを確実に生かす必要がある」

9位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日はペースが足りず、厳しいレースだった。ハードタイヤでリズムを掴むのに苦労したため、早めにストップして順位を下げてしまった。その後、新品のミディアムに再び交換して、リスタートでいくつかポジションを取り戻したけど、アレックス(アルボン)の後ろでDRSに引っかかってしまった。見直すべき点はいくつかあるけれど、僕たちの最大の焦点はレーストリムに取り組むことだ」

10位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「難しいレースだった。予想していたほど速くなかったし、結果的に前のクルマと戦うことができなかった。ミディアムタイヤでなんとかスティントを伸ばすことができたし、ハードタイヤでは速かった。残念だったのは、最悪のタイミングでセーフティカーが出てしまったことだ。リスタートではベストを尽くしたけど、古いハードでよりフレッシュなタイヤを履いた他のマシンとバトルするのは、ここではとても難しい。ここ最近、良い成績が遠ざかっているように感じるけど、次のハンガリーGPから絶え間なくプッシュしていく」

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カテゴリー: F1 / F1イギリスGP / F1ドライバー