2023年 F1イギリスGP 決勝:ドライバーコメント(11位~リタイア)
2023年F1第11戦イギリスGPの決勝で入賞圏外となる11位以降でドライバーのコメント。

タイヤ戦略でトップ10入りを狙っていた下位グリッドスタートのドライバーたちにとって、レース中盤に入ったセーフティカーはその後の展開の明暗を分けることになった。リタイアは3台で、そのうちの2台はアルピーヌF1チームだった。

11位:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
「ここ2週間の成績には満足している。進歩は順調だし、より快適に走れるようになってきていると感じている。クルマに必要なドライビングができるようになってきた。すべてが自分のものになってきている。チームは僕をサポートし、プッシュし、できる限り助けようとしてくれている。今日は素晴らしいマシンで、ペースだけでなくマシンのパフォーマンスという点でも、今シーズン最高のレースだった。ピットインした1周後にセーフティカーが出たのは少し不運だった。それでもいい一日だったし、アレックスがチームのためにポイントを獲得したことは素晴らしいことで、僕たちが戦えるマシンを持っていることを示している」

12位:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
「スタート位置を考慮すると、今日は持てる力をすべて発揮できたと思う。バーチャルセーフティカーもセーフティカーも僕たちにとって有利なタイミングで出てきて、ピットインして時間を節約することができた。もちろん、20番手からスタートするのは決して簡単なことではないが、全力を尽くして我々のパッケージからベストを引き出すことができた。今週末にここに持ち込んだアップグレードにより、わずかに前進することができたけど、もちろん、まだやるべきことがいくつかある。他のチームも同様に新しいパーツを投入しており、彼らの改善は明らかだ。ブダペストまでの数週間は、夏休み前の最後の2レースで競争力のある状態に戻るために、それらのポテンシャルを最大限に引き出すことに全力を注ぐ」

13位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「チェコ(ペレス)がターン4の出口で接触してきた。その1周後にフロントウイングの大きな破片が脱落してしまい、早めのピットインを余儀なくされた。セーフティカーが入ったことで、マシンの列に戻ることができたけど、トラフィックではペースが足りなかった」

14位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日は僕らの日ではなかった。予想していた通り、このサーキットの特性がAMR23に合っていなかったし、ペースを稼ぐのに苦労した。何度かピエール(ガスリー)に幅寄せされ、2度目は接触してしまった。それがマシンにダメージを与えたかどうかは、今晩確認するつもりだ」

15位:周冠宇(アルファロメオ)
「今週末は全体的にツイていなかったと思う。ピットインしてすでにセーフティカーが導入され、ハードタイヤで最後尾にとどまることを避けるために再びピットインせざるを得なかった。そのうえ、不運なことに、またしてもブレーキダクトにデブリが挟まってしまい、3度目のピットストップでそれを取り除かなければならなかったため、レースはかなり妥協を強いられてしまった。他のチームは重要なパッケージを投入し、それによって飛躍な進歩を遂げた。僕たちにはポテンシャルはあると思うけど、ポイント争いに復帰するために必要なパフォーマンスを得るためには、新しいエアロパッケージに取り組む必要がある」

16位:角田裕毅(アルファタウリ)
「戦略的にはよかったのですが、速さがなく、難しいレースでした。高速時は改善できたのですが、今日は低速時のパフォーマンスに苦戦してしまい、改善することはまだ多いと思います。しかし、できることはすべてやったので、自分のパフォーマンスに満足しています。チームと一緒に改善に努めているので、これからに期待したいです。引き続きがんばります」

17位:ニック・デ・フリース(アルファタウリ)
「悪くないレースだった。最初のスティントはソフトタイヤでしたがとても調子がよく、予想以上に余力を残しながらタイヤを維持することができた。でも、その後のバーチャルセーフティカーをうまく利用することができなかったのは残念だった。ハードタイヤでは序盤はよかったけど、最後のスティントはとてもたいへんだった。この週末はタイヤの温度調整が路面の影響を受けやすく難しかったので、データを見直す必要がある。競争力が十分ではなく、目指している位置に届いていないけど、いいところもあったので、レースの大部分は悪くなかったと思う」

DNF:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「今はいくつかのことが悪い方向に進んでいるように思う。運に関しては特にね。 フェルナンドのすぐ後ろにつけて力強いレースを展開していたし、レース終盤には彼とバトルを展開するはずだった。残念ながら、ピットストップの直後にセーフティカーが導入されたことで、ポイント圏外に後退してしまった。そしてトップ10に戻ろうと戦っている間に、ランスが僕に接触してサスペンションを損傷するという、僕にはどうしようもないアクシデントによってレースが終わってしまった。ライバルに戦いを挑み続けるために、チームとして取り組むべきことはたくさんある。チームとして団結し、体制を立て直し、より良い結果を得るために自信を持ってブダペストに向かうつもりだ」

DNF:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「昨日の予選で問題があって、今日も別のエンジントラブルで完走できなかった。もちろん残念だけど、ポイントを狙える位置にいたわけではない。タイヤデグラデーションに関しては、予想していたよりも良かったと思う。もっとペースを上げるためにやるべきことはいくつかあるけれど、とにかく気を引き締めてハードワークし、プッシュし続けることが必要だ」

DNF:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「僕らの週末ではなかったし、今日のレースがそれを要約している。スタートはまずまずだったけど、マシンの油圧漏れで早々に終わってしまった。結局、チームとしてポイントを獲得できなかったことは非常に残念だ。特にここ数戦のライバルたちの躍進を考えると、体制を立て直して対応する必要がある。全体的に、今週末はマシンのポテンシャルを最大限に発揮できなかったと思う。どうすればもっと強くなって戻ってくることができるか、見直すべきことがたくさんあるのは間違いない。次はブダペストだ。素晴らしい思い出のある大好きなトラックのひとつなので、しっかり立ち直って好成績を残したい」

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カテゴリー: F1 / F1イギリスGP / F1ドライバー