ブリヂストン F1
ブリヂストンが、F1ヨーロッパGPの展望を語った。

スペイン第3の都市バレンシアで開催される2010年F1世界選手権第9戦ヨーロッパGPにブリヂストンはミディアム、スーパーソフト両コンパウンドを使用する。

市内港湾エリアの一般道を使用するバレンシア市街地サーキットは、全長5.42kmの比較的高速なコースで、コースレイアウトの中には港の可動橋も組み込まれている。25のコーナーと時速約300kmに達する複数のセクションが混在するため、様々な条件に対応可能なセットアップを見つけることが課題になる。常設サーキットではないことから、レース期間中の路面状況の変化が大きな要因になるだろう。

安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「2年前に新たにF1のレースに加わったバレンシア市街地サーキットが既に地位を確立しているのは、素晴らしいことです。スペインは当社にとって最も重要なマーケットの一つであり、スペインを訪れるチャンスが年に2回あるのは私たちにとっても嬉しいことです。ブリヂストン・スペインはモータースポーツを有効に活用し、ブリヂストンのブランドイメージの強化を推し進めています。この素晴らしいスペインの都市で開催されるヨーロッパGPが、エキサイティングな展開になることを期待しています」

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
「レースの舞台が、カナダの川岸のストリートコースからヨーロッパの海辺のストリートコースに移ります。バレンシア市街地サーキットにはジル・ビルヌーブ・サーキットと同じように複数の高速セクションがありますが、コーナー数はバレンシアのほうが多くなります。バレンシアのレイアウトと路面状況はモントリオール以上にタイヤに厳しいので、カナダと同じミディアムとスーパーソフトコンパウンドであっても、チームはパフォーマンスを引き出すために別の課題に取り組むことが必要になるでしょう。昨年まで、バレンシアでは8月末にレースが開催されていました。今年は開催時期が6月に早まっていますが、時期が変わっても大きな気候の変化はないと考えています」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ブリヂストン / F1ヨーロッパGP