ブリヂストン F1シンガポールGP 決勝
ブリヂストンが、2009年F1第14戦 シンガポールGPの決勝レースを振り返った。

ソフトーソフトースーパーソフトのタイヤ戦略を使ったルイス・ハミルトンが、厳しいコンディションのシンガポールGPでライバルたちから優勝を奪った。

F1唯一のナイトレースをポールポジションからスタートしたハミルトンは、2位のパナソニック・トヨタ・レーシングのティモ・グロックに約10秒の差をつけて優勝。3位は、ルノーF1チームのフェルナンド・アロンソだった。今日は、ほとんどのドライバーがハミルトンと同じタイヤ戦略だった。

安川ひろし (株)ブリヂストン モータースポーツ推進室長
「大変に素晴らしいグランプリでした!この素晴らしいレース会場でこのようなレースを開催してくれた、オルガナイザーの努力に感謝します。今季2度目の優勝を果たしたルイス・ハミルトンとボーダフォン・マクラーレン・メルセデスにお祝いを申し上げます。トヨタのこれまでの最高成績と同じ2位入賞を果たしたティモ・グロックも、この結果にはとても満足しているでしょう。日本GPに向けて今回のレースで、彼らが力強いパフォーマンスを見せたことは嬉しいことです。このような難しい条件のレースで表彰台を達成したルノーとフェルナンド・アロンソも、とても良い仕事をしたと思います」

浜島裕英 (株)ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長
「長く過酷なレースでした。2時間の時間制限まで、あとわずか4分でした。この間にサーキットはどんどんクリーンになり、ラバーがさらに乗り、路面コンディションが向上しました。そのため、今日は性能の落ちも金曜日や土曜日に比べると少なかったようです。もちろん、中にはブレーキングによる性能の落ちの心配がある選手もいました。ほとんどのドライバーが同じタイヤ戦略を使いましたが、今ある情報を見る限り、スーパーソフトを2スティント目で使うのが現実的なオプションでした。この難しいコースでは、ドライバーのスタイル、クルマのセットアップやキャラクターが、タイヤの性能を決めたと言えます。ニコ・ロズベルグがレースの半分近い距離をスーパーソフトで走り、今日はこのタイヤが高い耐久性を持つことが分かりました」

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カテゴリー: F1 / ブリヂストン / F1シンガポールGP