ブリヂストン F1 トルコGP
ブリヂストンが、2009年F1第7戦 トルコGPの決勝レースを振り返った。

快晴で暑いコンディションの中、イスタンブール・パーク・サーキットで開催されたトルコGP決勝は、ハード・ハード・ソフトの2ストップ戦略で戦ったブラウンGPのジェンソン・バトンがペースの速いレースに優勝した。

バトンに6.7秒遅れてフィニッシュしたのは、同じタイヤ戦略で戦ったレッドブル・レーシングのマーク・ウェバー。3位表彰台はウェバーのチームメイトのセバスチャン・ベッテルの手に渡った。ベッテルは、最終スティントのみがソフト・タイヤの3ストップ戦略を使った唯一のドライバーだった。

トルコではブリヂストンのハード・タイヤが安定したパフォーマンスで、ソフトに比べ優位なレースタイヤとしての 性能を発揮した。レースの最速ラップタイムは40周目にハード・タイヤを装着してバトンが記録した1分27秒579。フロントに装着されたソフト・タイヤにいくらかのグレイニングが見られたが、特に問題を引き起こすことはなかった。ほとんどのドライバーが2ストップ戦略を用いたが、ルイス・ハミルトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)とセバスチャン・ブルデー(スクーデリア・トロロッソ)は1ストップ戦略でレースをフィニッシュした。

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
「今日はとても気温の高いコンディションの中で行われた非常に興味深いレースでした。とても良いチームワークを見せたブラウン・チームとジェンソン・バトンにお祝いを申し上げます。ここはタイヤに非常にシビアなサーキットですが、タイヤに過酷なことで知られているターン8でもタイヤの問題はありませんでした。今日もソフト・タイヤにはグレイニングが見られましたが、昨日ほどではなく、ラップタイムもまずまずの速さでした。このサーキットでは2種類のコンパウンドのラップタイムの差がそれほど大きくない一方で、ハードの方が高い耐久性を発揮しましたので、タイヤ戦略を考えるのはかなり楽だったと思います。今日は1ストップ戦略も見られました。これは、ソフト・タイヤでも長いスティントが可能だったということを表しています」

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カテゴリー: F1 / ブリヂストン