ブリヂストン F1 モナコGP 予選
ブリヂストンが、2009年F1モナコGPの予選を振り返った。

モンテカルロの公道コースで行われたモナコGP予選は、ブリヂストンのスーパーソフト・タイヤを装着したブラウンGPフォーミュラ1チームのジェンソン・バトンが今シーズン4度目のポールポジションを獲得した。

バトンの記録は1分14秒902。約0.02秒差でスクーデリア・フェラーリ・マールボロのキミ・ライコネンが2位、ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGPフォーミュラ1チーム)が3位だった。

浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日はジェンソン・バトンがブリヂストンのスーパーソフト・タイヤでここモナコのポールポジションを獲得しました。皆さんもご存じの通り、ここではオーバーテイクが非常に難しいため、ポールポジションには大きなメリットがあります。予選ラップタイムは非常に接近していました。このサーキットの特徴で、メカニカル・グリップと空力グリップのバランスではメカニカル・グリップ寄りになります。接近したタイム差はどのチームも我々ブリヂストンのタイヤから良い結果を得ることができるということを示しています。また、今シーズン初のフロントローを達成したフェラーリにとっても良い1日となったと思います」

明日のレースではどのようなタイヤ戦略が考えられますか?
「重要なのは、スーパーソフト・タイヤが耐久面で1ストップ戦略を採用することを可能かという点です。データ上は可能ですが、コース・コンディションとリヤタイヤの横方向のグレイニング次第だと言えるでしょう。木曜日の走行時からコース・コンディションは変わりましたが、スーパーソフトはまだソフトのブリヂストン・タイヤよりも約0.4秒速いタイムを記録しています。今日は路面温度も高かったですが、路面がスムーズでタイヤへの負担がそれほど大きくないため、熱による性能低下は大きな問題にはなりませんでした」

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カテゴリー: F1 / ブリヂストン