ロス・ブラウン ブラウンGP
ロス・ブラウンは、1年前よりも早くに2010年マシンに取り組むことができるので、ブラウンGPは来年さらに強くなると考えている。

ブラウンGPの初めてのマシンであるBGP001はホンダエンジンの搭載を前提に設計されていたが、ホンダが年末にF1撤退を決定したことでチームは開幕戦の数週間前にメルセデス・エンジンに適応させなければならなかった。

それにも関らず、ジェンソン・バトンは6勝をあげてドライバーズタイトルを獲得し、ブラウンGPも参戦初年度でコンストラクターズタイトルを獲得した。

ロス・ブラウンは、メルセデス・ベンツとの2年目のシーズンを迎えるブラウンGPがメルセデスエンジンに合わせて2010年マシンであるBGP002のリアエンドを設計できるため、タイトル防衛の強く助けるだろうと考えている。

「我々にとって重要なことは、メルセデスと働く2年目であるということだ」とロス・ブラウンは語る。

「排気システム、デザイン、エンジンに適したギアボックス、エンジンに適したシャシー設計、クーラーを正しい位置に設置できるなど、あらゆることを早くから始めるチャンスがあるので、もっとうまくインストールできるだろう」

「我々は今回のクルマにもエンジンをうまくインストールできていたので、冷却システムやエアボックスのようなものは、新車でも完璧に開発できている」

「燃費が重要になるだろうし、それらの部分の効率とスタート時の重量を最低限に保つことも重要になるだろう」

ロス・ブラウンは、ライバルのレッドブルに対して後退した理由は、シーズンの後半から来年のマシンに開発をシフトしたためだと説明する。

「我々は来年と今年のバランスを取ろうとしていた。我々はシーズン中盤に今年のプログラムでの作業は一週間だけにし、残りの風洞時間は来年に集中させることに決定した」

「正直にいえばそれでは十分ではなかったが、我々はやってのけたと思う」

「しかし、我々は来年のマシンに取り掛かる必要があった。来年は給油がないし、異なるシャシー形状、異なるタイヤなど、多くの作業がある。我々は1シーズンだけの奇跡にはなりたくないので、今年と来年のバランスをとらなければならなかった」

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カテゴリー: F1 / ブラウンGP