バルテリ・ボッタス メルセデスF1にフェラーリPUの情報を伝授?
ジョージ・ラッセルは、バルテリ・ボッタスがフェラーリのF1エンジンで最近経験したことが、メルセデス復帰時にチームを助ける特徴となる可能性があると主張している。

バルテリ・ボッタスは、2025年のF1グリッドにパーマネントのシートを確保できなかったため、今後はメルセデスのリザーブドライバーとしてチームに復帰することになった。

2021年末にメルセデスのシートをラッセルに奪われて以来、バルテリ・ボッタスはザウバーに所属していたが、その移籍は約束が破られたとして、後に後悔していると認めた。

しかし、バルテリ・ボッタスはメルセデスとパートナーシップを組み、5シーズンで10勝を挙げた。2026年のシートを確保したいという思いから、ボッタスはF1に引き続き関わっている。

F1レースで246回のスタートを経験しているジョージ・ラッセルは、バルテリ・ボッタスの豊富な経験はメルセデスが今後のキャンペーンで活用できる資産であると認めている。

その中にはザウバーでの在籍期間も含まれ、そこでフェラーリのパワーユニットの操作に慣れ親しんだ経験は、ラッセルがメルセデスにとって非常に貴重な知識となる可能性があることを示唆している。

「彼の経験は非常に大きなものになるだろう」とラッセルはメルセデスとのインタビューで語った。

「シミュレーターとレースに関する豊富な知識を持ち、チームを熟知した人物が加わることは素晴らしい」

「ザウバーでの過去数年間、フェラーリエンジンについて聞いたことも重要な鍵となるだろう。常に他者の行動にオープンな姿勢でいる必要があり、彼はそのすべてを身につけている」

ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツジョージ・ラッセルとバルテリ・ボッタスの関係は2021年以降改善している。

ボッタスとラッセルの緊張関係は過去のもの
2021年、メルセデスでの切望されたシート獲得を争うバルテリ・ボッタスとジョージ・ラッセルの間には緊張関係があり、それはイモラでの大事故という形でコース上での衝突に発展した。

当時ウィリアムズに所属していたラッセルは、ターン1に向かうウェットコンディションのメルセデスを追い越そうとしていたが、ウェットパッチでスリップし、ボッタスのサイドに激突した

ラッセルは、グラベルトラップでライバルのヘルメットを叩いた行為について謝罪したが、ボッタスは中指を立てた。

しかし、ラッセルは、2020年にサキールで一緒に競い合った2人は、今では親密な関係を築いていると明かした。

「もちろん、数年前は私たちの関係は良好ではなかったと思われていたけど、僕たちは2人ともプロフェッショナルであり、関係は深まっている。よく一緒に移動し、ホテルやジムで顔を合わせる」とラッセルは付け加えた。

メルセデスのボスであるトト・ヴォルフは、バルテリ・ボッタスに荒々しい部分を抑えるよう促したことを認めたが、彼はその荒々しさを維持することを許されるだろう。

そのことについてボッタスとアドバイスを交換するつもりかと聞かれるとラッセルは「たぶん彼は後ろの髪を僕に分けてくれて、僕は横の髪を彼に分けることができる。2人で何かすごいものが作れると思うよ!」とジョークで語った。

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カテゴリー: F1 / バルテリ・ボッタス / スクーデリア・フェラーリ / メルセデスF1