F1 バルテリ・ボッタス メルセデスAMG F1
バルテリ・ボッタスは、2019年のメルセデスの支配的なスタートがピレリの2019年F1タイヤが主な要因であるとの見方を否定。ダウンフォースとメカニカルグリッドの向上が大きいと語った。

メルセデスは、開幕から7連勝を果たしており、そのうちの5戦を1-2フィニッシュで終えている。その圧倒的な強さの背景には0.4mm薄くなったピレリの今季仕様のタイヤが鍵を握っているとの見方が広まってる。

しかし、バルテリ・ボッタスはその見方を否定。メカニカルグリップと空力改善の組み合わせによって低速コーナーでのパフォーマンスが向上したことが大きな影響を与えていると述べた。

「タイヤ次第とはあまり言いがたいと思う」とバルテリ・ボッタスはコメント。

「いつも僕たちは各レース後にまだタイヤをもっとうまく機能させることができたかもしれないと感じている。大部分のレースでタイヤから最大限を引き出すことはできていると思うけどね」

「今でも予選とレースでタイヤを完璧に機能させることはかなり難しい。だから、タイヤだけではないと思う。クルマ自体、サスペンションなどが低速で良くなっている」

メルセデスは、V6ターボハイブリッド時代の初期の成功はエンジンパフォーマンスにと寄ってきたが、エンジンレギュレーションが年月を経て安定したことで、フェラーリはそのギャップを埋め、トップスピードという点でメルセデスを追い越した。

メルセデスは冬の間にクルマの設計と開発の哲学を変更して以前のマシンで弱点だった部分に注力。今季マシン『W10』はダウンフォースとドラッグに関してのベンチマークとなっている。

「うまく回っているように感じている。それ以上のことはない」とバルテリ・ボッタスはコメント。

「昨年もしくは一昨年と比較して明らかに大きな改善だ。僕たちは低速コーナーのいくつかでベストではないのは間違いなかった。でも、今は大きなステップを果たしている」

「クルマのフロントエンドが、エントリー、コーナーの中盤にはるかに良くなっているのは確かだ。それによってブレーキを少し遅らせることができるし、クルマを曲げるためにフロントに頼ることができて、出口に向けていい位置取りができるようになっている」

「去年と比べて、クルマは実際に行きたい場所に向かってくれているような感じがする。明らかにフィーリングは良くなっている。それが改善のひとつだ。でも、昨年と比較してそれだけが大きなことだとは言えない。全体的にすべてが改善していると思う」

「メカニカル面の感触はその一部だ。空力もこのクルマの大きな一部だと言える。僕たちはフェラーリと比較してストレートでまだ少し遅いのがわかると思う。でも、すべてのコーナーで彼らよりも速いし、それはダウンフォースが多くなったことが大きい」

「それが去年からの最大の改善だと言える」

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カテゴリー: F1 / バルテリ・ボッタス / メルセデスF1