2024年 F1バーレーンGP 決勝:トップ10 F1ドライバーコメント
2024年F1第1戦バーレーンGP初日の決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

3月2日(金)にバーレーン・インターナショナル・サーキットでバーレーングランプリの決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が全ラップをリードし、ファステストラップを記録するグランドスラムを達成して、後続に20秒以上の差をつけて圧勝。通算55勝目を挙げた。

1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日は特別に最高な日だった。バランスも感触も含めてマシンのすべてがうまくいった日は、なかなかないと思う。スタートをうまくきめ、その後も問題なく走ることができ、とても楽しいレースだった。コース上ではちょうどいいリズムとペースで走ることができて、さらに風の強さと向きが手助けとなった。バーレーンは僕たちの得意なサーキットだけど、来週のジェッダはたくさんの高速コーナーがあり、デグラデーションが低いサーキットで、今週とは少し違ってくる。来週も引き続きいいパフォーマンスができるよう、少し挑戦的なレースにはなるけど楽しみだ。シーズンのスタートをサポートしてくれたみんなに感謝している。昨年のすばらしいシーズンの後、新しいマシンで戦うことは大きなチャレンジだけど、勝利で今シーズンを迎えることができて最高の気分だ」

2位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「僅差の戦いを制して1-2を獲得することができ、チームにとってすばらしい開幕戦になった。スタートでサインツをオーバーテイクし、以降は順調に走ることができた。いくつか改善が必要な問題はあるけど、今はこのいい流れに乗ることが重要だと思う。タイヤをどうプッシュして、マネジメントするかなど学ぶことは多くあるので、レース距離をフルで走れるようになりとてもよかった。今週はよいペースで走れていましたが、サーキット次第だと思う。シーズンは始まったばかりなので、引き続き改善をしていく」

3位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「今シーズンの堅実なスタートが切れたし、チームにとっても非常にいいポイントだ。レース中はずっとクルマの感触はとても良く、ペースをコントロールすることができたし、オーバーテイクもうまくいった。レース終盤にチェコ(ペレス)を攻めようと、最後のスティントではタイヤマネジメントに全力を尽くしたけど、それでも彼らのほうが速かった。でも、僕たちにはとてもいいベースラインがあると思うし、この差を縮めるためにプッシュし続ける必要がある。ジェッダへ!」

4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「僕にとっては残念なレースだった。ブレーキに問題があったので、特にターン9と10でコースに留まるのに苦労した。いい戦いができるペースがあったはずだ。ジェッダでマシンに戻るのが待ちきれない」

5位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日は奇妙な一日だった。ルイスも僕も同じような問題に直面した。序盤からパワーユニットがオーバーヒートしていたので、終始、それに対処していた。スタートはとても良かっただけに残念だ。ルクレールをうまくパスして2番手に上がったけど、すぐにステアリングホイールに警告が出た。オーバーヒートに対処するために、1周あたりコンマ1秒を失っていて、他のドライバーを抑えるのは困難だった。マシンのポテンシャルを発揮できなかったのは残念だ。ありがたいことに、心配するような問題ではない。冷却コンフィギュレーションを間違えてしまった。ただ、その理由を理解し、同じことを繰り返さないようにする必要がある。パワーユニットをもっと冷やすマージンは十分にある。この問題がなければ3位争いに加わっていたと思う。まだシーズン最初のレースだから、来週は何ができるか見てみよう」

6位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「厳しいレースだったけど、それでも良いペースで良いレースができたと思うし、昨年よりも明らかに進歩していたので、チームとして満足できると思う。今日は風が少し痛かったと思う。ここ数日とは大きく変わって、いくつかのコーナーではかなり悪く感じたけど、前に進むことができたし、今日はベストを尽くすことができた。シーズンの良いスタートが切れた」

7位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「今日は厳しいレースだった。もっといい夜になることを期待していただけに、チーム内ではがっかりしている。他のマシンと接近していたし、デグラデーションも高かった。僕らが直面した問題は明らかに僕らのペースを犠牲にしたし、そこは悔しい。最後のスティントが良かったので、最終的に予選がもっと良かったら、当然2、3位は前にいただろう。今日は発見が多く、マシンについて多くのことがわかった。改善できる部分はたくさんあるし、チームとしてそうしていくと確信している」

8位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「開幕戦は8位。個人的にはいいレースだったと思うし、レースペースもまずまずだったと思う。いくつか改善すべき点はあるけれど、特に昨年の今頃を考えれば、僕たちにとっては悪くない初戦だった。今後のいくつかのサーキットで何が待ち受けているかを楽しみだし、今後のレースで何ができるか楽しみにしている」

9位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「今日のレースでいくつかのポイントを獲得できてうれしいし、予想通りのフィニッシュだったかもしれない。前にも後ろにも差があったし、僕たちにとっては少し静かなレースになってしまった。両スティントとも長めに走り、セーフティカーから得られるアドバンテージを期待していたけど、そうはならなかった。1周のペースとレースでのパフォーマンスを照らし合わせて分析する必要があると思う。シーズンが進むにつれて改善できると確信しているし、来週のサウジアラビアでもう少し強くなれるかどうか見てみよう」

10位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「1周目を最後尾で走った後にポイントを獲得できてうれしい。スタートはうまくいったけど、ニコ(ヒュルケンベルグ)にぶつけられて最後尾まで落ちてしまった。そこからは長いレースになることはわかっていたけれど、タイヤのマネジメントに集中し、コース上でのパスもいくつか決めた。チームもいい戦略を示してくれた。AMR24を開発し、さらにペースを上げるためにやるべきことがあるのは分かっているけど、シーズンは長い。僕たちはプッシュし続ける」

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カテゴリー: F1 / F1バーレーンGP