2022年 F1バーレーンGP決勝:ドライバーコメント(11位~DNF)
2022年F1開幕戦バーレーングランプリで入賞を逃したドライバーのコメント。

新世代のF1マシンでの初レースは、グラウンドエフェクトカーの追従能力が示されたが、新しいタイヤの知識の不足とブレーキに厳しいバーレーン・インターナショナル・サーキットの特性によってオーバーテイクは難しい週末となった。また、レース終盤にホンダ(現レッドブル)のエンジンを搭載する3台がリタイアするという波乱の展開となった。

11位:ミック・シューマッハ(ハース)
「接触後にターン6でスピンを喫したことで、車にどれくらいダメージを負ったいたかは分からないけど、その後のドライブは素晴らしい感覚ではなかった。それはペースにも表れていたと思う。ケビンが5位に入ったことは、僕たちにはそれができる車があり、僕も同じことができるということだ。それはF1で通常あるクレイジーな週末なら表彰台に近づけるということでもあるし、僕たちはそれを達成できるはずだ」

12位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「今日、ポイントを争うことができなかったのは残念だけど、最初のレースを完了し、これらの新しいレギュレーションについて理解を深められたことは成果を上げていくはずだ。。まだ始まったばかりだし、来週末のサウジアラビアでのレースまでにより多くのパフォーマンスを引き出す方法について学ぶことはたくさんある。車の第一印象としては、より厳密に追従できそうなので、エキサイティングなレースシーズンになる可能性がありそうだ。今日は(アレックス)アルボンと(ミック)シューマッハと素晴らしいバトルをした。温度を低く保ち、これらの新しいタイヤを管理することも困難だったけど、今後数日間で使用できる有用なデータが得られた」

13位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「ウィリアムズとの最初のF1レースはかなりうまくいったと思う。良いすたーとを切って、いくつかポジションを上げることができたし、ハードにプッシュしていた。必然的に数台の速い車がオーバーテイクして、僕たちはいくつか順位を落としたけど、先週の苦戦を考えれば前進だ。難しい週末になることは分かっていたし、信頼性の問題なく13位という結果を出せたことは喜ぶべきことだ」

14位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
「非常にシンプルに聞こえるかもしれないけど、今日の第一の目的は、レースディスタンスを走り、車の知識を構築することだった。僕自身にとって、特に先週の後、そのようなフィットネスを取り入れることができただけでも良かった。僕たちは3つすべてのタイヤコンパンドを試したし、フィードバックはたくさんある。レースでの僕たちの弱点がどこにあるかはかなりはっきりしているし、それを理解し、取り組んでいく。いくつかのコーナーでも強みもあったと思う。だから、チームにできる限りのフィードバックをしていく。もちろん、僕たちはトリッキーな日になることはわかっていたけど、両方の車をホームに持ち帰り、見るべきことがたくさんある。これからサウジアラビアのまったく異なるトラックを見据えて、それが何をもたらすのかを見ていく」

15位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「僕たちが望んでいたものではない。とても厳しいレースだった。僕たちは自分たちが望んでいる場所から遠く離れているし、可能な限りすべてのエリアに取り組み、すべてのレースを最大限に活用するためにやるべきことがある。今日は全力を尽くしたけど、現時点では十分ではない。今日のレースのすべてのデータを調べて、サウジのためにどのように改善できるか、そして、シーズンを通してどこを改善する必要があるかを見ていく。来週は、現状を最大限に活用できるように最善を尽くす」

16位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
「トリッキーな一日だったし、望んでいたほど力強いスタートではなかったのは明らかだあ。ペースが足りなかったし、全体的にグリップ、バランス、タイヤデグラデーションに苦しんでいたので、今あるパッケージからより多くを引き出す方法を検討して、車にもっとスピードをもたすためにできるだけ早く反応できるように真剣に取り組む必要がある。ジェッダはまた別の種類のトラックだし、僕たちにもう少し適しているはずだけど、似たようなパッケージでそこに向かうことになる。ここで学んだことからさらに最適化できると確信しているけど、それでも厳しいかもしれない。でも、23レースのシーズンだし、物事を取り戻すための時間は十分にある」

17位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アストンマーティン)
「再びグランプリのためにF1に戻って面白かった。このような僕の周りでたくさんのことが起こった忙しいレースでは特にね。タイヤを管理して、燃料負荷が変化するなかで走るのは簡単ではなあった。クルマのバランスも大きく変化いsていたし、レースをスタートするまでにそのための準備をするのは簡単ではなかった。その理由で今日が最も難しい一日になりそうなのは分かっていたし、実際そうだった。さまざまなことを考慮すれば、良いペースをまとめることができたと思う。ターン1でブレーキを外したのが唯一のミスだったしね。その後はチャレンジングなレースだった。チームが再び僕を必要とする場合に備えてスタンバイするけど、セバスチャンがスピーディーにレースに復帰できることを願っている」

DNF:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「最終ラップまで表彰台が見えていただけにこのような結果はとても残念だ。最終ラップの2周ほど前からパワーが落ちているのを感じていて、問題があることは分かっていたし、マックスのマシンにも同じような問題を抱えていることも分かっていた。この結果を受け入れるのは大変だが、来週のジェッダではポジティブに考えてより強くなってレースに臨むつもりだ。我々のチームは素晴らしいチームなので、きっと問題の真相を突き止めることができると信じている。今日はとても残念なシーズンスタートとなってしまったが、シーズンは始まったばかり、まだ1レースが終わっただけだ」

DNF:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「レースウイークを通して競争力を感じていたので今日の結果はとても残念だ。問題はブレーキから始まって、オーバーヒートでリフトオフせざるを得ない状況になり、その結果、ペースを失ってシャルル(ルクレールi)を捕まえることができなかった。その後もマシンバランスに問題があって、最後のピットストップ後にステアリングがロックしてしまい、再スタート後にカルロス(サインツi)をかわすことは簡単ではなかった。最後の問題は燃料系の問題でリタイアすることになった。チームが2台ともDNFとなったのも非常に痛かった。まだ何が悪かったのかわかっていないけど、データを分析しそこから学ぶことはできる」

DNF:ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
「自分が期待していた開幕戦ではなかった。ターン1で車のスイッチが全てオフになり、その後何かが燃えている臭いがし出した。良いスタートを切ることができ、フェルナンドとケビンを抜かしてP8でかなり順調に走行できていただけにすごく残念だ。重要となるポイントを獲得することはできなかったけど、今日のレースで多くを学ぶことができた。ペースはかなり良かったので、次戦以降のレースに期待している。今日の失敗の原因をしっかり把握する必要があるけど、チームが必ず解決策を見つけると信じている。いくつか良いバトルをすることもできたので、次のレースを楽しみにしている」

2022年バーレーングランプリ

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カテゴリー: F1 / F1バーレーンGP / F1ドライバー