F1バーレーンGP:2022年の新世代F1マシンでも3か所のDRSゾーンを継続
新世代F1マシンで初めて競われる2022年のF1世界選手権の開幕戦バーレーングランプリでは、昨年までと同様に3か所のDRSゾーンが設置される。

ここ数年、バーレーン・インターナショナル・サーキットでは、スタート/フィニッシュストレート、ターン3とターン4の間、およびターン10とターン11の間の3か所にDRSゾーンが設置されていたが、2022年シーズンもそれが継続される。

2022年にF1は新しいレギュレーションを導入。その目的の1つは、トラックでのより緊密なレースを可能にすることにある。近年、ダウンフォースの増加と空力の複雑さにより、車はコーナーを通過してライバルを追いかけることが困難になっていた。

それを踏まえて、新世代F1マシンは、マシンの表面でダウンフォースを獲得するコンセプトから、フロア下で約50%のダウンフォースを獲得するグラウンドエフェクトカーへと移行した。

プレシーズンテストでは、F1ドライバーたちは、汚れた空気が減少したことで、コースを通過する際に先行マシンに追従するのが容易になっていると報告している。

その一方で、スリップストリームの効果が低下しているとも報告されている。つまり、車がブレーキングゾーンに向かってスリップストリームで加速することに苦労したとしても、DRSはレースで重要な役割を果たす可能性がある。

DRSは週末のほとんどの期間、ゾーン内で自由に使用できるが、レースではドライバーが他の車から1秒未満遅れている場合に制限される。

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カテゴリー: F1 / F1バーレーンGP