2023年 F1アゼルバイジャンGP スプリント:トップ10 ドライバーコメント
2023年 第4戦 F1アゼルバイジャンGPのスプリントでトップ10入りしたドライバーのコメント。

2番グリッドからスタートしたセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)がシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜いて優勝。1周目の接触でマシンに損傷を抱えたマックス・フェルスタッペンが3位に続いた。スプリントは1位から8位までに8-7-6-5-4-3-2-1ポイントが付与される。

1位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「良いペースとリズムを得て、レースの重要な局面でプッシュすることがカギだった。今日はそれが大きな違いを生んだ。
レース序盤、特にリスタートではシャルル(ルクレール)をパスするためにかなりハードプッシュしなければならなかった。なぜなら、彼のペースが良く、非常に優れたメカニカルグリップを得ているのは1周目から見て取れたからね。そのあと、早い段階でムーブを仕掛けることができて、これが僕にとって重要な場面になった。最終的には、かなり上手くいったレースだったと思う。ここまではチーム全体にとって素晴らしい週末だ。4週間の中断後すぐに新しいフォーマットへ対応したチームを本当に誇りに思う。ここまでは素晴らしい仕事ができているけれど、重要なのは明日だし、今は明日に向けて集中しなければならない。明日は優勝争いに絡める自信があるけれど、ここはバクーだし、何が起きてもおかしくないので状況を見守りたい。肝心なタイミングでしっかり仕事をする必要がある」

2位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「優勝を狙いたかったけど、同時に、レッドブル・レーシングのレースペースの優位性から難しいことも分かっていた。それが僕たちに欠けているところであり、最も改善に集中していることだ。ポジティブな面では、予選のペースが良く、前回のオーストラリアでのレースから良い方向に進んでいる。明日は何ができるかか見てみよう」

3位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「1周目はやや混乱した状況になり、ダメージを負ってしまったせいでそのあとのスプリント全体を通じて前を追うのが少し困難になってしまった。全体的に見て3位は悪くない。負ったダメージに上手く対処して無事に乗り切れた。データを調べて、このダメージが今日のレースにどの程度影響を与えたのか確認する必要があるけれど、マシンに穴が開いてしまうのは理想的とは言えない。明日に目を向けると、僕たちには優れたマシンがあるし、これは今日のチェコのパフォーマンスからも見て取れる。明日最も重要なのはトラブルを回避することだけれど、優勝を狙うのは可能だと思う」

4位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「マックスとの1周目の動きで接触があったけど、僕は我慢するつもりはなかった。僕は戦って勝つためにここにいるん。常にリスクはあるので、彼がまだアウトサイドで抵抗しようとしていたのには驚いた。僕はクリーンな戦いをするためにベストを尽くしていたのに、接触してしまった。それがレースというものだ。今日のマシンのフィーリングは問題なかったけど、スピードが足りなかった。明日のレースに向けてやるべきことがあるのは分かっている。もっと後ろからスタートすることになるけど、レースペースは良さそうだった。クリーンなスタートを切って、トラブルに巻き込まれず、そこから頑張っていきたい。赤旗やセーフティーカーが出る可能性もある長いレースだ。何が起こるかわからない」

5位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「今週末は、僕にとって決して楽なものではなかったが、これからも頑張るつもりだ。 なんとかポイントを持ち帰ることができたので、そこから積み上げていきたいと思っている。今日はより多くの周回をこなしたので、明日は主な制限を回避して結果を最大化できることを願っている。週末はまだ終わっていないし、バクーではあらゆるチャンスをつかむ準備が必要だから、これからレースが終わるまで最大限に集中していく」

6位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「スプリントで2つのポジションを獲得し、ポイントを獲得できたことをうれしく思う。週末ずっと抱えていたDRSの問題が解決されたかどうかはわからないけど、一晩かけて分析し、明日には問題ないことを祈りたい。DRSが作動していても、今日のオーバーテイクはかなり難しかったし、パフォーマンスも拮抗していた。この週末で初めてのロングランだったので、タイヤについても少しは勉強になったと思う。明日のレースではもっと上位に入るチャンスがあると思うし、セーフティカーや赤旗で混乱する可能性もある」

7位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「このフォーマットで新しいことに挑戦しているのはいいことだと思う。追加の予選セッションは楽しかった。スプリントレースはあまりエキサイティングではなかったけど、それはおそらく僕が苦戦していたからだろう。アロンソにポジションを奪われたのは理想的ではなかった。後退するのは決していいことではないけおd、それがモーターレースというものだ。前のクルマのペースはなかったけど、スプリントを走ったことでそれがなぜなのかがわかった。セットアップに問題があることを示す良い指標になったので、それを調べて、明日は少しでも改善できるようにしたい。厳しい戦いになるだろうけど、何が起こるかわからない」

8位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「苦労して獲得したポイントでしたが、今日は新しいフォーマットを楽しんだ。コースに出るたびに、戦うべき何かがあった。常に気を抜けないし、ファンにとってもエキサイティングなことだと思う。シュートアウトではDRSの問題があったけど、スプリントでは幸いにも機能したようだ。アレックス(・アルボン)とのバトルは楽しめたし、何周か彼について行った後、1コーナーに進入するときに抜くことができたのは嬉しかった」

9位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「正直なところ、僕はスプリントレースに参加していない。スプリントは上位4チームに報いるもので、彼らはすでに他のチームより一歩先をいっている。僕たちにとっては素晴らしいレースだったけど、彼らに比べて僕たちにはペースがないので、残念ながら今日の報酬はなく、明日に集中することにした。通常のレースであれば9位以内に入ればポイントが加算され、素晴らしい結果になるはずなのに、スプリントでポイント圏外に沈んでしまったのは苛立たしい。でも今日はベストを尽くしたので、この点では満足できるし、トップ4に近づくことが、今の僕たちの仕事であることは分かっている」

10位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「スプリントで10位を獲得できたことに満足している。今週末のフィーリングを考えると、スプリントを完走できてよかったと思う。とはいえ、今日は学ぶべきことがたくさんあったし、周回を重ねることができたので、明日のグランプリにとても役立つ。集めたデータを見て、しっかり休んで明日に備えたい」

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カテゴリー: F1 / F1アゼルバイジャンGP / F1ドライバー