岩佐歩夢 「リスタートで相手にワンチャンスを与えたのがすべての敗因」

予選2番手からスタートした岩佐歩夢(TEAM MUGEN)は好スタートを決めて序盤はトップに立ったものの、2回目のセーフティーカーラン明け間もなく、1コーナーでアウトから太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)に抜かれてしまう。
その後、再びセーフティカーが入り、残り10周で攻防がスタート。19周目には岩佐歩夢が1分38秒922とファステストラップを更新し、太田格之進までコンマ482秒差に迫った。2台はそれぞれタイミングを計りながら、オーバーテイクシステムを作動させていた。20周を終えた所で2台の差は一旦0.697秒まで開くが、21周を終えた所では再び0.357秒に縮まるなど、手に汗握る展開が続く。
ファイナルラップには、両者ともに残っていたオーバーテイクシステムをすべて使い切っての勝負。しかし、太田格之進は岩佐歩夢の攻撃を何とかしのぎきり、トップチェッカーを受けた。
「クルマ自体は間違いなくポテンシャルが高かったと思います」と岩佐歩夢威はコメント。
「ただ、昨年から誰かの後ろで走った時のポテンシャルはポジティブな印象がなかったので、2番手に落ちてしまった後、あまり勝負しにいけないのかなと。タイヤ的にもデグラデーションがほぼなかったですし、その状況だと厳しいのかなというのはあったんですけど、諦めずに攻めた結果、ポテンシャル高く、勝負にもち込むことができました」
「(セーフティカー明けの)リスタートからの流れで、ワンチャンスを相手に与えてしまったのがすべての敗因なので、そこに関しては悔しさが残りますし、大きな反省点だと思っています」
「ただ、ポジティブに捉えれば、勝てるポテンシャルは大いにあったので、この後すぐに明日に向けて切り替えて、ポール・トゥ・ウインを狙っていきたいと思います」
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