ローソンとペレスが処分免れる FIAがF1オーストリアGPで裁定理由を説明

ローソンはレース前のプラクティススタート手順、ペレスは決勝スタート時の違反が審議対象となったが、FIAはそれぞれの状況を考慮した結果、制裁は適用しないと結論づけている。
ローソンは「技術的には違反」も情状を考慮
リアム・ローソンは、決勝前のプラクティススタート実施時にピット出口の白線を横切ったとして審議対象となった。
スチュワードの裁定書によると、ローソンはプラクティススタートの位置に向かう途中、ピット出口で停止していた別のマシンに遭遇。その車両を避けて通過し、相手が再び動き出した後に道を譲る過程で、低速のままピット出口の白線を横切ったという。
その後、当初予定していた場所でプラクティススタートを行うため、再び白線を横切った。
FIAは「技術的には規則違反が発生していた」と認定した一方で、「当該状況におけるドライバーの行動は適切だった」と判断し、ペナルティは科さなかった。
ペレスはスタート違反もリタイアで処分見送り
一方、セルジオ・ペレスは決勝スタート時、スタートシグナルが表示される前にマシンを動かしたとして審議された。
通常、この違反には5秒タイムペナルティが科される案件だが、ペレスはブレーキのオーバーヒートにより71周の決勝レース途中でリタイアしていた。
裁定書では、「この違反には通常5秒のタイムペナルティが適用される(次戦グリッド降格には変換されない)」とした上で、「しかし、この事案がスチュワードに報告された時点で当該車両はすでにリタイアしており、タイムペナルティを科すことは適切ではない」と説明した。
そのため、ペレスについても最終的に処分は科されなかった。
今回のオーストリアGPでは、ローソン、ペレスともに規則違反自体は認定されたものの、それぞれ状況や競技上の影響を考慮した結果、スチュワードはペナルティを見送る裁定を下した。
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