2024年 F1オーストリアGP 予選:トップ10 ドライバーコメント
2024年のF1世界選手権 第11戦オーストリアGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2番手のランド・ノリス(マクラーレン)に0.414秒の大差をつけ、通算40回目のポールポジションを獲得。今季8回目、通算40回目、レッドブルリンクでは4年連続のポールポジション獲得となった。

1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「とてもいい一日になった。スプリントでは優勝、予選ではポールポジションを獲得でき、チームの力を誇りに思う。スプリントの後にマシンが大きく改善され、すべてがつながってバランスも非常によくなったので、明日もこの調子を続けていきたい。予選はセッションを通してとても順調で、さらにハードにプッシュできたし、マシンもそれに応えてくれた。他車とのタイム差にはとても驚いている。マシンへのわずかな変更が大きな変化につながることを証明しているのではないだろうか。この週末は今のところ順調に進んでいるけど、一番重要なのは明日だし、どのようなレースになるか楽しみだ」

2番手:ランド・ノリス(フェラーリ)
「今朝のスプリントでチームとして多くのポイントを獲得できて良かった。クルマのフィーリングも良かったので、予選セッションに自信を持って臨むことができた。難しいコンディションではあったけど、マックスが今日は明らかに速かったので、またフロントローに立てたことを嬉しく思う。明日に向けては、レッドブルのペースを上回るために、もうひと頑張りする必要がある。しかし、通常、予選よりも決勝の方が強いので、期待しているし、ベストを尽くすつもりだ」

3番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「明日のグランプリで3番手、2列目スタートを獲得できたことは喜ばしい。チームの努力により、最近のアップデートが素晴らしい結果をもたらしている。周囲、特にフェラーリと真剣勝負を繰り広げることになるあdろう。マクラーレンとフェルスタッペンにはまだ少し遅れをとっているけど、状況は良い方向に向かっている。スプリントレースの後、ウィングレベルなどいくつかの調整を行った。これにより、明日のタイヤの摩耗を抑えることができるはずだ。明日のレースのために、1周のパフォーマンスを少し犠牲にしても構わないと思った。現実的に考えて、フェルスタッペンとノリスが我々よりも優勢であることは明らかだ。僕たちのレースは、おそらく後ろとの戦いになるだろう。彼らと戦ってレースを台無しにしないことが重要だけど、どうなるか見てみよう。いずれにせよ、チームが3戦連続で予選トップ3に入ったことは心強い」

4番手:カルロス・サインツJr.(メルセデス)
「昨日はよりポジティブな一日だった。スピードが向上し、全体的なパフォーマンス向上に確実に役立ついくつかの変更を行った。高速コーナーではまだ苦戦しているけど、チームと協力してその問題に対処する方法を理解するために懸命に取り組んでいる。想像していた通りの位置につけているけど、着実に進歩していると感じているし、3位にもかなり近づいている。明日の目標は、もちろん表彰台だ。難しいことは分かっているけど、いつも通り全力を尽くすつもりだ」

5番手:ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
「スプリントは少し悔しかった。カルロス・サインツのフェラーリに接近することはできたけど、彼に挑むことはできなかった。そのため、スプリント後にマシンにいくつかの変更を加えたところ、それが功を奏した。全体のバランスを改善することができ、それによって前進することができた。Q3の最終ラップはまずまずだったけど、ミドルセクターは少し落ち込んだ。スプリント予選で獲得した5位よりも良い結果を残せたので、全体的にはまずまずの1日だった。マシンに施した調整は明日のレースに役立つはずだ。そのため、今日のスプリントレースよりもレースペースが良くなることを期待している。表彰台争いに加わるためには、サインツを追い抜くことが重要だ。何ができるか見てみよう」

6番手:シャルル・ルクレール(マクラーレン)
「今日は特にうまくいかなかった。 今朝のスプリントレースでのパフォーマンスは良くなかった。その後、予選と明日のレースで不足している貴重な数十分の一秒を求めて、マシンのセットアップの変更に取り組んだ。その努力が報われ、明日は順位を上げられると思う。Q3では、中古タイヤでの最初の走行が好調だったので、良い感触を得ることができ、全力でプッシュしようとした。残念ながら、ターン4とターン6でいくつかミスをしてしまったので、6番手からのスタートとなってしまった。でも、今日は良いポイントもあったし、表彰台を狙えると思う。正しい方向に進んでいるので、レースでいい結果を残せることを期待している」

7番手:オスカー・ピアストリ(フェラーリ)
「今朝のスプリントで貴重なポイントを獲得できて良かった。興味深いレースで、チームのペースも好調だった。一方、予選では、コースアウトによりラップが抹消されてしまい、とても残念だ。この決定にはとても驚いている。今は明日のレースで7位から順位を上げることに集中している。今夜、どこを少し改善できるかを見極めて、日曜日にチームのために良い成績を残せるよう頑張りたい」

8番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「トリッキーなレースウイークになっている。予選Q1とQ2で他車との差を作れず、結果的に多くのニュータイヤを使ってしまい、Q3はスクラブタイヤしか残っていなかった。今日はもっといいペースで走れたはずだけど、残念ながらQ3にニュータイヤを残せるほどの余裕がなかった。改善して前進できたところも、今日のスプリントから学ぶこともあったのでポジティブに捉えている。明日の決勝は僅差になると思うので、なにが起こるか分からない、おもしろいレースになりそうだ」

9番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「Q1はまだまだ厳しかったけど、徐々にマシンとのフィーリングが良くなっていった。Q2ではタイムを更新し続け、特に最後のラップで重要なタイムを記録し、トップ10入りを果たすことができた。Q3は完璧ではなかったけど、いずれにせよ、明日のレースで僕たちの前にいるトップ8のマシンと戦うことはない。だから、僕たちは最大限の力を尽くしたと思う。今朝、ケビンは素晴らしいペースだった。アストンマーティンやアルピーヌから抜け出すこともできた。だから、恐れたり隠れたりする必要はないと思う。ミッドフィールドグループには、まともなパッケージが揃っていると思う」

10番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「オーストリアでのスプリントレースと予選と忙しい一日だった。スプリントでは上位8台だけがポイントを獲得できるうえ、レースでは古いタイヤセットを使用しなければならなかったため、ポイントを獲得するのは難しい状況だった。予選では、昨日同様、Q3に進出できたので満足している。とはいえ、今日のセッションでは、中盤の順位争いが非常に接戦となり、僅差で多くのマシンが並んだ。僕たちは常に上位グループにいて、トップ10争いに加わっていた。最終的には10位でフィニッシュしたが、実際にはトップ4チームがあまりにも離れていたため、9位が限界だった。Q2ではQ3に進出するためにソフトタイヤを3セット新品で使うことを決めたため、ニコ(ヒュルケンベルグ)と9位を争うことはできなかった。明日の目標は、トップ10を維持し、より多くのポイントを獲得することだ」

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カテゴリー: F1 / F1オーストリアGP / F1ドライバー