2021年 F1オーストリアGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント
2021年 F1世界選手権 第9戦 F1オーストリアGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

F1オーストリアGPの決勝は、レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが、後続に17.9秒の差をつけてチェッカーフラッグを受け、ポールポジション、優勝、ファステストラップに全ラップリードを加えた“グランドスラム”で圧勝した。

1位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「ホームのレッドブル・リンクで再び勝利できて最高の気分だ。いい戦いができるとは予想していたけど、ここまでとは思っておらず、マシンはまるでレール上を走っているようだった。ドライブしていてとても気持ちよかったし、どちらのタイヤコンパウンドでも素晴らしいペースだった。プッシュすることができましたし、タイヤのケアも思い通りで、一周ごとに差を広げていけた。他のドライバー同様に先週のレースから学び、セットアップを向上させることでマシンの最適化を進めることができた。どんな言葉で表せばいいのか分からないほど、ドライビングが楽しめたし、レースウイークもベストな形で進んだので、これを続けられるように願っている。チームのみんなが最高の形で報われたと思うし、ホンダF1を代表して田辺さんがポディウムに立ったこともとてもよかった。また、今週末はファンのみんなも最高だった。グランドスタンドがオレンジ色で染まる光景と、サーキットに人が戻ってきてF1を楽しむ姿を見られたのは素晴らしいことだ。これからも多くのレースがあるし、次のシルバーストーンでは、普段と異なるスプリントレースが行われるのも面白くなるはずだ。ただ今は、今日のレースの内容がとてもうれしいです。こうした形のレースは頻繁にできるものではないので、みんなで勝利を喜ばなければならない」

2位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
「2位は先週より1つ良い結果だし、5番手からスタートだったので、個人的には悪い午後ではなかった。チームとして、純粋なペースでのレッドブルとのギャップを考えれば、ある程度のポイントは獲得できたと思う。僕にとっては、 2位で再び表彰台に立つことができて良かったし、今日得られるものを本当に最大限に活用できたと思う。今日はタイヤがかなりしっかり持ってくれたのは驚きだった。今後2週間のハードワークと学習して、そのあとはシルバーストンだ。素晴らしいことだ。あそこのファンに会えるのは素晴らしいことだし、そこで本当の戦いができるペースを見つけられることを願っている」

3位:ランド・ノリス(マクラーレン)
「今日の結果にはとても満足している。チームとしてのもうひとつの表彰台と多くのポイントを獲得することができた。とても良い日だ。残念なのは、2位だったかもしれないという事実だけだ。でも、それと同時に大きなポジティブなことでもある。今日のペースは非常に強かった。非常に速いクルマとメルセデスに対戦した第2スティントは特にね。ポジティブなことがたくさんあったし、全体としてとても良い日だった。このような素晴らしいクルマを与えてkる得たチーム全体の懸命な努力に心から感謝している。この勢いを2週間後のシルバーストンでのホームレースに持ち込むためにプッシュし続けていく」

4位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「望んでいた結果ではないけど、それでもいくつかのまともなポイントだ。ランドを追い抜く直前にいくつかのダメージを負ってしまった。マインの後部が変な感じになり、レースを通して悪化した。そうでなければ、楽に2位になれていただろう。現時点でマックスが前にいるのははっきりしているので、毎週末、クルマを改良してパフォーマンスを向上させる必要がある。チームは信じられないほど一生懸命働いているし、パフォーマンスを見つけるためにそれを継続する必要がある」

5位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
「週末ごとに僕たち行っている仕事に自信を持ってオーストリアを離れることができる。今日、僕たちは優れた戦略、優れたタイヤマネジメント、チームワークでスムーズなレースを展開した。僕たちはハードでスタートすることを選んだ。最初の数周はグリップが足りなかったため、スタート時に2~3つポジションを失ったけど、自分のレースは1周目ではないことは分かっていた。目標は可能な限り最初のスティントを延ばすことだったし、タイヤをセーブするために非常に安定したペースを維持することができた。実際にミディアムに交換する前にとても長い周回数を走れたし、そこからチェッカーフラッグまで全開だった。裕毅(角田)をパスした後、すぐに前のマシンに追いついて、シャルルとのチームワークとダニエル(リカルド)への良いオーバーテイクのおかげで、5位のためにチェコ(ペレス)から10秒以内でラインを通過するができた。ここオーストリアでは良い日曜日を2回過ごすことができたけど、僕たちはまだ目標から遠く離れている。野心とモチベーションは高いし、今後のレースで改善するために懸命に努力していく」

6位:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
「今日のレースにはあまり満足できていない。4周目にランド(ノリス/マクラーレン)をアウト側から抜こうとしたが、コース外へ押し出されたことで、僕のレースは終わってしまったようなものだ。シャルル(ルクレール/フェラーリ)とのインシデントについては、2度目の方はっきりしているが、両方とも僕の方が前に出ていたように感じる。状況を見直してみなければいけないと思うので、今はコメントが難しい。2度目のターン6では、ブレーキングをできる限り遅らせて、(前のマシンが発する)乱気流の中に入ったが、そのときのタイヤはかなり古いものだったので、リアを失ってしまった。僕はこうしたレースのやり方が好きではないし、シャルルのレースに影響を与えてしまい、とても申し訳なく思っている。他のドライバーのレースを犠牲にしてしまった自分自身に満足できない。ただ、マックスやチームのみんなのことはうれしく思っている。レッドブル・リンクでのホームレースでさらにポイントを重ねられたことは素晴らしいことだ。僕らは前を向き、次のシルバーストーンを楽しみにしている」

7位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
「ランドが表彰台を獲得し、僕もポイントを獲得できたのでチームにとって素晴らしい日だった。良い結果だ。とても楽しいレースだった。忙しく攻撃と防御を試みていた。楽しめたし、いくらか充実感を得ることができた。ディフェンスは大変だった。できる限りのことを試みた。前に留まるためにあらゆる術策をした。できる限り頑張ったと思うけど、サインツは最後に新しいタイヤに交換して少し速かった。でも、レースと結果に文句を言うことはできない。良い一日だった。 今シーズンの最初のトリプルヘッダーを終えることができてうれしい。トリプルヘッダーは楽しいけど、疲れるよね。誰もがこれから休憩を楽しむことができる。シルバーストンとそこでの新しいフォーマットを楽しみにしている。 面白いはずだ!」

8位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「もっと良い結果が得られたと感じているし、僕にとって苛立たしいレースだった。僕とカルロスの間で戦略を分割することは、最終的にチームに利益をもたらした。レース終盤にハードでダニエルに前で戦うのに苦労していたので、カルロスに挑戦してもらったけど、それは僕たちにとってうまくいった。ギャップが見えたら、いつでもその機会を利用しようとした。チェコとの接戦が2回あったけど、彼は自分が限界を少し超えていたことを分かっていると思う。僕たちはすでに話をしてわだかまりを解いている。結局、それはすべてゲームの一部だ。5位と8位は僕たちが望んでいる結果ではないけど、今日は堅実な仕事をしたと思う。僕たちはかなりハードに仕事をしているし、すべての前身が重要だ。一貫性を保ち、このような仕事を継続しなければならない。今後数レースで強いレースペースを確認できることを願っている」

9位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「今日は僕たちが想像していた以上に厳しい戦いだったけど、ポイント獲得を継続できたのはいいことだ。2ストップ戦略の利点がもっとあると考えていたけど、レース序盤で履いたソフトタイヤで、予想以上に苦戦した。中団勢の中で上位に立てるように戦い続けていくけど、今日はグリッド以上の順位でフィニッシュできなかったことが残念だ。今夜すべてのデータを見直して、大好きなシルバーストーンに目を向けていく」

10位:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
「今日はポイントを獲得するのが難しかったし、これはずっと前からわかっていたことだ。今週末はもっとより結果に値することはわかっているが、ポイントに満足している。何もないよりはましだ。今日の午後、ジョージ(ラッセル)とのコース上で激しい良い戦いをした。結局、僕たちの方が良いタイヤを履いていた、オーバーテイクを達成することができた。ポジティブなことに、今週末はチームからいくつかの良い改善が見られ、ここでの3日間すべてでクルマの感触は良かった。次戦シリバーストンに向けてクルマとタイヤに自信が増しているし、競争力を高めていることを楽しんでいる」

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カテゴリー: F1 / F1オーストリアGP / F1ドライバー