2022年 F1オーストラリアGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想
2022年F1第3戦オーストラリアグランプリの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を公式タイヤサプライターのピレリが発表した。

ピレリは、第3戦の舞台アルバート・パーク・サーキットC2(ハード)、C3(ミディアム)、C5 (ソフト)とC4を飛ばしたコンパウンドをノミネートしている。決勝ではハードとミディアムのいずれか1セットを使うことが義務付けられる。

また、2022年のF1世界選手権では、トップ10ドライバーが予選Q2でタイムを出したタイヤでスタートしなければならないという“Q2タイヤルール”が廃止。全ドライバーがスタートタイヤを自由に選べるようになった。それにより、戦略がさらに複雑化する。

オーストラリアグランプリ

58周で競われるオーストラリアグランプリの最速の戦略は、ミディアムからハードの1ストッパー。ただし、予測不可能な要素はまだある。アルバート・パークは、再舗装された路面が絶えず進化している。また、ウォールが近い半常設サーキットは、セーフティカー出動の可能性は高く、戦略を完全にリセットする可能性がある。

2022 オーストラリアグランプリ

マリオ・イゾラ(ピレリ モータースポーツディレクター)
「我々は長くてエキサイティングな予選セッションを目撃した。フロントランナーは1000分の1秒しか離れていないことが何度もあり、ポールは最後の数秒で決定した。予想通り、ドライバーは今日の最初から最後までソフトタイヤを使用し、その追加なスピードを利用した。それだけでなく、ドライバーはその上で複数のフライングラップを完了して、最高のパフォーマンスを引き出すことができた。これは、今日の午後の早い時間にフリープラクティスで広範囲に実行することによって以前に確立したものだ。当時はかなり風が強く、金曜日と比べて風向が変わっていたため、車がよりきびきびと動くことで空力性能に明らかに影響を与えた。予選でこれまで見てきたことは、ソフトコンパウンドとミディアムコンパウンドの間に2つのステップを踏んでここに来ることが正しい選択であったことを示している。これにより、ハード、ミディアム、ソフト間のパフォーマンスのギャップをほぼ等しくすることができた。明日はミディアムとハードを使用した1ストップ戦略になるはずふぁが、今日見たように、ここでのアクションはまったく予測できないものになる可能性がある」

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カテゴリー: F1 / F1オーストラリアGP