F1ドライバー&チーム、F1オーストラリアGPの中止への支持を表明
F1ドライバーおよびチームは、新型コロナウイルスの感染者が出たことで2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストラリアGPを中止するというF1とFIA(国際自動車連盟)の決定への支持を表明した。
3月12日(木)にマクラーレンのスタッフの1名が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、マクラーレンはF1オーストラリアGPへの出場を辞退していた。これを受け、F1およびFIA(国際自動車連盟)は関係当局と協議を重ね、3月13日(金)の朝にF1オーストラリアGPを中止することを発表した。
F1ドライバーとF1チームは、Twitterや公式声明で今回の決定に対する支持を表明した。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「悲しいけど、これは正しい決断だ。誰もこのようなことは望んでいないし、僕たち全員がマシンの乗ってレースをすることを望んでいるけど、僕たちは現実的でなければならないし、健康と安全を第一に考えなければならない。毎日人々が亡くなり、多くの人々が感染しているという現実は本当に深刻だ。感染していなくても、多くの人々が財政的、経済的に影響を受けている。僕たちが対処できる範囲がどれくらいかは誰もわからないけど、僕たち全員ができる限り多くの人々の安全を保つために予防措置を講じるべきだ。残念なことではあるけど、厳しいときにスポーツが団結することはわかっている。でも、正しい決断だ。全員のアドバイスに耳を傾け、安全を保とう。すぐにレースに戻れることを期待しているけど、その一方で自分自身をケアしよう」
シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「僕たちはマシンに戻るのをもう少し待たなければならない。マシンに戻るのを本当に楽しみにしていたけど、これは最良の決定だ。みんなの健康が最優先だ。みんなの安全を保とう」とコメント。
ロマン・グロージャン(ハースF1チーム)
「メルボルンでのレースはなくなった。僕たちはそのために非常に懸命に準備したきたし、僕たちにとって大きなことだと感じるけど、実際には世界が今直面している課題と比較すれば非常に小さなことだ。みんな気を付けよう。Covid_19とできるだけ多くの戦おう」
ケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)
「今週末はレースのために気合を入れていたけど、みんなの安全、健康、幸福は最も重要なことであり、これは正しい決断だと思う。みんな、お互いに気を付けよう」
ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「こんなにもレースの週末に興奮したことは思い出せないけど、キャンセルは絶対に正しい決断だった。みんなの安全が先に来る必要がある。みんな、気を付けよう」
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「みんなを安全に保ち、このCOVID-19の状況全体がすぐに良くなることを願おう。オーストラリアでレースができないのは残念だけど、みんなの健康と安全を保つことが優先事項だ。シーズンをスタートすることを本当に楽しみにしていたけど、待つ必要がある。すぐに良いニュースが聞けることを期待しよう」
ランド・ノリス(マクラーレン)
「僕はレースをすることはできないけど、今、最も重要なことは全員の健康だ。僕たちは、感染拡大を制限するためにできる限りのことを行ってきたし、それは必然的にできる限り少ない人の周りにいることを伴った。僕が考えているのはチーム、そして、これと戦っている世界中のみんなのことだけだ」
ザク・ブラウン(マクラーレン CEO)
「F1、FIA、AGPCがオーストラリアGPを中止するという決定に拍手を送る。F1ファミリーと地域社会の健康と安全が第一でなければならない。レーサーとして、これは私が下さなければならなかった最も難しい決断だった。だが、CEOとしては最も簡単な決定だった」
ジェンソン・バトン
「シーズンの開幕に興奮していたファンやサポーターに対する気持ちはあるけど、最終的に正しい決断が下されたことは誰も知っていると思う」
フェラーリ
「スクーデリア・フェラーリは、メルボルンのアルバートパーク・サーキットでのオーストラリアGP(3月13~15日)を中止するというオーストラリア・グランプリ・コーポレーションとの連携によってFIAとF1が下した決定を完全にサポートしている。特にCovid-19のパンデミックは急速に進化し続けているため、チームメンバー全員の安全が最優先事項だ。アルバートパークに来て、F1レースをいつもの熱意で支えてくれたファン、そして世界中から見ていたであろうすべてのファンのことを思うと、非常に残念だ」
レッドブル・ホンダ
「F1、FIA、AGPCからオーストラリアGPを中止することが確認された後、COVID-19のパンデミックに関して発生した不可抗力イベントを考慮して、チームの焦点はすべての人員が戻確実に帰れるに移行しました。できるだけ安全かつ迅速に帰宅し、必要なすべての予防措置が政府および世界保健機関のガイドラインに沿って行われるようにしていく。我々ははF1ファンの失望を共有しているが、チーム、ファン、メディア、サーキットのスタッフの安全は絶対に優先事項のままだ。今後のレースの状況に関するFIAからのさらなる情報を待っている」
ハースF1チーム
「ハースF1チームは、オーストラリア・グランプリコーポレーション(AGPC)の支援を得てF1とFIAの共同声明で発表された2020年オーストラリアGPとメルボルンで予定されているすべてのF1アクティビティを中止するという決定を受け入れている。イベントの開催に関わるすべての人の安全と健康が最優先事項であり、オーストラリアGPへの参加に投資した何千人ものファンと同じように、今週末にメルボルンで競争できないことに失望してはいるが、F1チームへの情熱は、世界のCOVID-19の状況が直面している状況を考慮して、関係者によるその後の行動を受け入れる」
アルファロメオ・レーシング
「メルボルンのパドック内でCOVID-19の感染が確認されるという最近の出来事を鑑みて、アルファロメオ・レーシング・オーレンは、不可抗力の状況により、2020オーストラリアGPを中止するというFIA、F1、そして、オーストラリア・グランプリ・コーポレーションの決断を歓迎する。我々のゲスト、仲間、競争相手、F1人員、そして、ファンと同様にチーム人員の健康と安全が最優先であり、我々は全力でチームメンバーの安全をお互いに保つというコミットメントの元、決定を支持する」
ウィリアムズ
「ロキット・ウィリアムズ・レーシングは、FIA、F1、オーストラリア・グランプリ・コーポレーションが今週末(3月13~15日)の2020 FIA F1オーストラリアGPをキャンセルする決定を完全にサポートしている。別のチームのメンバーがCOVID-19に陽性であることが確認されたことによる決定は、悲しいことにメルボルンの多くの忠実なファンにレースを見る機会を奪うことになった。チームのすべてのメンバーとファンの両方の安全が最優先事項だ」
ホンダ(森山克英/本田技研工業 ブランド・コミュニケーション本部長)
「今回のF1開幕戦、オーストラリアグランプリの開催中止の決定は、現在の状況を鑑みれば正しい判断だと考えており、ホンダとして主催者およびF1の決断を支持します。ファンの皆さま同様に、ホンダ、そしてF1にかかわるすべての人々がレースを愛しており、開幕戦を待ち遠しく感じてきました。一方で、ファンの皆さまや関係者、チームメンバーの健康と安全、そして公衆衛生以上に優先されるものはありません。レースをできないことは非常に残念ですが、また皆さまの前で安全にレースができる状況に少しでも早く回復することを願っています」
一方、メルセデスF1チームは、F1からの正式発表を前にF1オーストラリアGPを欠場する声明を発表していた。
「メルセデスAMGペトロナスF1チームは本日、FIAとF1に2020年オーストラリアGPのキャンセルを要求する手紙を送った。レースを計画どおりに進めることができないというスポーツファンの失望を共有している。しかし、我々のチームメンバーとより広いF1コミュニティの身体面およびメンタル面の健康は、我々の絶対的な優先事項だ。新型コロナウイルスのパンデミックに関して我々が経験している不可抗力の出来事を鑑みれば、我々はもはやイベントに参加し続けることになれば、従業員の安全が保証されるとは感じていない。ヨーロッパ、特にイタリアで悪化している状況に強く同情する。さらに、マクラーレンのような仲間の競争相手が自分ではコントロールできない状況でイベントに参加するのは正しいとは思わない。したがって、我々のチームは、朝にサーキットで荷物の準備を開始する」
しかし、フリー走行2時間前と発表が遅れたことで1000人以上のファンがサーキットに入場できずに待機する状態が続いていたため、迅速な決断ができなかったF1には批判の声も上がっている。
カテゴリー: F1 / F1オーストラリアGP
3月12日(木)にマクラーレンのスタッフの1名が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、マクラーレンはF1オーストラリアGPへの出場を辞退していた。これを受け、F1およびFIA(国際自動車連盟)は関係当局と協議を重ね、3月13日(金)の朝にF1オーストラリアGPを中止することを発表した。
F1ドライバーとF1チームは、Twitterや公式声明で今回の決定に対する支持を表明した。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「悲しいけど、これは正しい決断だ。誰もこのようなことは望んでいないし、僕たち全員がマシンの乗ってレースをすることを望んでいるけど、僕たちは現実的でなければならないし、健康と安全を第一に考えなければならない。毎日人々が亡くなり、多くの人々が感染しているという現実は本当に深刻だ。感染していなくても、多くの人々が財政的、経済的に影響を受けている。僕たちが対処できる範囲がどれくらいかは誰もわからないけど、僕たち全員ができる限り多くの人々の安全を保つために予防措置を講じるべきだ。残念なことではあるけど、厳しいときにスポーツが団結することはわかっている。でも、正しい決断だ。全員のアドバイスに耳を傾け、安全を保とう。すぐにレースに戻れることを期待しているけど、その一方で自分自身をケアしよう」
シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「僕たちはマシンに戻るのをもう少し待たなければならない。マシンに戻るのを本当に楽しみにしていたけど、これは最良の決定だ。みんなの健康が最優先だ。みんなの安全を保とう」とコメント。
ロマン・グロージャン(ハースF1チーム)
「メルボルンでのレースはなくなった。僕たちはそのために非常に懸命に準備したきたし、僕たちにとって大きなことだと感じるけど、実際には世界が今直面している課題と比較すれば非常に小さなことだ。みんな気を付けよう。Covid_19とできるだけ多くの戦おう」
ケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム)
「今週末はレースのために気合を入れていたけど、みんなの安全、健康、幸福は最も重要なことであり、これは正しい決断だと思う。みんな、お互いに気を付けよう」
ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
「こんなにもレースの週末に興奮したことは思い出せないけど、キャンセルは絶対に正しい決断だった。みんなの安全が先に来る必要がある。みんな、気を付けよう」
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
「みんなを安全に保ち、このCOVID-19の状況全体がすぐに良くなることを願おう。オーストラリアでレースができないのは残念だけど、みんなの健康と安全を保つことが優先事項だ。シーズンをスタートすることを本当に楽しみにしていたけど、待つ必要がある。すぐに良いニュースが聞けることを期待しよう」
ランド・ノリス(マクラーレン)
「僕はレースをすることはできないけど、今、最も重要なことは全員の健康だ。僕たちは、感染拡大を制限するためにできる限りのことを行ってきたし、それは必然的にできる限り少ない人の周りにいることを伴った。僕が考えているのはチーム、そして、これと戦っている世界中のみんなのことだけだ」
ザク・ブラウン(マクラーレン CEO)
「F1、FIA、AGPCがオーストラリアGPを中止するという決定に拍手を送る。F1ファミリーと地域社会の健康と安全が第一でなければならない。レーサーとして、これは私が下さなければならなかった最も難しい決断だった。だが、CEOとしては最も簡単な決定だった」
ジェンソン・バトン
「シーズンの開幕に興奮していたファンやサポーターに対する気持ちはあるけど、最終的に正しい決断が下されたことは誰も知っていると思う」
フェラーリ
「スクーデリア・フェラーリは、メルボルンのアルバートパーク・サーキットでのオーストラリアGP(3月13~15日)を中止するというオーストラリア・グランプリ・コーポレーションとの連携によってFIAとF1が下した決定を完全にサポートしている。特にCovid-19のパンデミックは急速に進化し続けているため、チームメンバー全員の安全が最優先事項だ。アルバートパークに来て、F1レースをいつもの熱意で支えてくれたファン、そして世界中から見ていたであろうすべてのファンのことを思うと、非常に残念だ」
レッドブル・ホンダ
「F1、FIA、AGPCからオーストラリアGPを中止することが確認された後、COVID-19のパンデミックに関して発生した不可抗力イベントを考慮して、チームの焦点はすべての人員が戻確実に帰れるに移行しました。できるだけ安全かつ迅速に帰宅し、必要なすべての予防措置が政府および世界保健機関のガイドラインに沿って行われるようにしていく。我々ははF1ファンの失望を共有しているが、チーム、ファン、メディア、サーキットのスタッフの安全は絶対に優先事項のままだ。今後のレースの状況に関するFIAからのさらなる情報を待っている」
ハースF1チーム
「ハースF1チームは、オーストラリア・グランプリコーポレーション(AGPC)の支援を得てF1とFIAの共同声明で発表された2020年オーストラリアGPとメルボルンで予定されているすべてのF1アクティビティを中止するという決定を受け入れている。イベントの開催に関わるすべての人の安全と健康が最優先事項であり、オーストラリアGPへの参加に投資した何千人ものファンと同じように、今週末にメルボルンで競争できないことに失望してはいるが、F1チームへの情熱は、世界のCOVID-19の状況が直面している状況を考慮して、関係者によるその後の行動を受け入れる」
アルファロメオ・レーシング
「メルボルンのパドック内でCOVID-19の感染が確認されるという最近の出来事を鑑みて、アルファロメオ・レーシング・オーレンは、不可抗力の状況により、2020オーストラリアGPを中止するというFIA、F1、そして、オーストラリア・グランプリ・コーポレーションの決断を歓迎する。我々のゲスト、仲間、競争相手、F1人員、そして、ファンと同様にチーム人員の健康と安全が最優先であり、我々は全力でチームメンバーの安全をお互いに保つというコミットメントの元、決定を支持する」
ウィリアムズ
「ロキット・ウィリアムズ・レーシングは、FIA、F1、オーストラリア・グランプリ・コーポレーションが今週末(3月13~15日)の2020 FIA F1オーストラリアGPをキャンセルする決定を完全にサポートしている。別のチームのメンバーがCOVID-19に陽性であることが確認されたことによる決定は、悲しいことにメルボルンの多くの忠実なファンにレースを見る機会を奪うことになった。チームのすべてのメンバーとファンの両方の安全が最優先事項だ」
ホンダ(森山克英/本田技研工業 ブランド・コミュニケーション本部長)
「今回のF1開幕戦、オーストラリアグランプリの開催中止の決定は、現在の状況を鑑みれば正しい判断だと考えており、ホンダとして主催者およびF1の決断を支持します。ファンの皆さま同様に、ホンダ、そしてF1にかかわるすべての人々がレースを愛しており、開幕戦を待ち遠しく感じてきました。一方で、ファンの皆さまや関係者、チームメンバーの健康と安全、そして公衆衛生以上に優先されるものはありません。レースをできないことは非常に残念ですが、また皆さまの前で安全にレースができる状況に少しでも早く回復することを願っています」
一方、メルセデスF1チームは、F1からの正式発表を前にF1オーストラリアGPを欠場する声明を発表していた。
「メルセデスAMGペトロナスF1チームは本日、FIAとF1に2020年オーストラリアGPのキャンセルを要求する手紙を送った。レースを計画どおりに進めることができないというスポーツファンの失望を共有している。しかし、我々のチームメンバーとより広いF1コミュニティの身体面およびメンタル面の健康は、我々の絶対的な優先事項だ。新型コロナウイルスのパンデミックに関して我々が経験している不可抗力の出来事を鑑みれば、我々はもはやイベントに参加し続けることになれば、従業員の安全が保証されるとは感じていない。ヨーロッパ、特にイタリアで悪化している状況に強く同情する。さらに、マクラーレンのような仲間の競争相手が自分ではコントロールできない状況でイベントに参加するのは正しいとは思わない。したがって、我々のチームは、朝にサーキットで荷物の準備を開始する」
しかし、フリー走行2時間前と発表が遅れたことで1000人以上のファンがサーキットに入場できずに待機する状態が続いていたため、迅速な決断ができなかったF1には批判の声も上がっている。
カテゴリー: F1 / F1オーストラリアGP