アウディ TT オフロード コンセプト
アウディは、“Audi TT オフロード コンセプト”を北京モーターショーで発表した。

アウディ TT オフロード コンセプトは、従来の常識を打ち破り、コンパクトSUVのユーティリティとクーペのスポーツ性を両立。北京国際モーターショーでお披露目された新型4ドアモデルは、アウディのデザイン思想に新しい表現方法が加わったことを示している。

2つのモーターを備えたプラグイン ハイブリッドモデルは、最大出力300kW(408hp)によるダイナミックな走行性能を発揮しながら、平均燃費はわずか1.9L/100km(52.63km/L)という低燃費を誇る。

全長4.39m、全幅1.85m、ホイールベース2.63mというアウディ TT オフロード コンセプトのディメンションは、アウディ Q3とほぼ同等。しかし全高は1.53mと、アウディ Q3より8cmほど低く、第一印象でのスポーティイメージを強くしている。

車輌を真横から見ると、アウディ TT オフロード コンセプトとアウディ TTの共通点が明確に分かる。オーバーハングが短く、ウインドーは低く、ルーフに向けシャープに伸びており、スポーティイメージを強く表現。ウインドーの前後の高さ比は30:70で、スポーティクーペならではのラインを形成している。ルーフの輪郭も、アウディ TTと同じく早くから下に向くラインで、非常にフラットなCピラーと共に、パワフルで軽快な印象を生み出している。

アウディ TT オフロード コンセプトは4人乗り。リヤシートには、大人2人が充分に寛げる空間が確保されている。ヘッドレスト一体型のスリムなスポーツシートが、横方向の動きも充分にサポートし、特にフロントシートのボルスターは体型にとてもフィットする形状となっている。

アウディ TT オフロード コンセプトのインテリアは、新型アウディ TTのスポーティ インテリアから多くを継承。メーターパネルの上部は、飛行機のウイングを模した形状となっており、エアコン送風口などと融合した見た目が鮮やかなアルミニウム製とされ、インテリアの幅広さを強調している。丸形のエアコン送風口はジェットエンジンを思わせるデザインで、温度のコントロールユニットが内部に埋め込まれている。

アウディ TTからだけでなく、アウディ TT オフロード コンセプトのインテリアデザインは、アウディ Qシリーズからも多くを継承している。頑強なイメージのドアハンドル部分やシフトレバー前方のカップホルダーなど、センターコンソールやドアトリムなどは、アウディ Qシリーズの影響を受けている。

Prof. Dr. ウルリッヒ・ハッケンバーグ (アウディ AG研究開発担当取締役)
「Audi TT オフロード コンセプトは、将来のTTシリーズのイメージを彷彿させるモデルです。このモデルは、従来のAudi TTが持つスポーティな遺伝子と、アウディのコンパクトSUVの力強さを合わせ持っています。電磁誘導式チャージングシステムをもつプラグイン ハイブリッドとしたことで、未来のモビリティに向けた大きな1歩を踏み出しました。Audi TT オフロード コンセプト発表の場にアウディにとって2番目に大きなマーケットである中国を選んだのは、このモデルが近未来の都市型モビリティで、サスティナブル、ダイナミックな走行性、優れたインテリジェント、Audi Connectによる機能性を提案しているからです」と述べた。




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カテゴリー: F1 / アウディ