アウディF1、2026年にカストロール燃料で「重大な不利」の可能性

この初走行には、ニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトが立ち会った。ドイツメーカーであるアウディが、耐久レースなど他カテゴリーで築いてきた成功をF1に持ち込めるかどうかに注目が集まっている。
しかし、2026年に向けた準備の中で、ファンの目には見えにくい“別の要因”が、アウディに不利をもたらす可能性が浮上している。
持続可能燃料が生む新たな性能差
2026年F1では、全チームが高度な持続可能燃料を使用することが義務付けられる。燃料は統一ではなく、各チームが異なる燃料サプライヤーを選択できるため、その開発状況がパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がある。
F1のステファノ・ドメニカリは、将来的に燃料の標準化が導入される可能性に言及したことがあるが、多くのチームは燃料メーカーのスポンサーを抱えており、この動きには反発も予想されている。
アウディは2026年に向けてカストロールから持続可能燃料の供給を受ける予定だ。しかし、伊『フォーミュラ・ウノ・アナリジ・テクニカ』の報告によれば、この燃料開発はスケジュール面で遅れが出ている可能性が高いとされている。マッティア・ビノット率いるアウディF1チームは、必要とされるバイオ燃料に「即時アクセスできない」状況に直面する恐れがあるという。
FIAは、必要な燃料ブレンドの開発期限を2027年シーズン開始時まで延期している。それでも、開幕時点で燃料開発に遅れを抱えるチームは「重大な不利」を被ると見られており、最終的にはチームの競争力を損なう可能性のある高価な燃料を使い続けることになるかもしれない。
シーズンが進むにつれて各社の燃料性能は収束していくと予想されているが、アウディは開幕戦オーストラリアGPの時点で、すでに後手に回る可能性がある。

フェラーリとシェルは順調
一方で、フェラーリ陣営からは対照的な情報が伝えられている。長年にわたりフェラーリの象徴的なスポンサーであるシェルは、2026年燃料開発において遅れを取っているサプライヤーではないとされている。
フェラーリはF1ATの情報源に対し、シェルの作業に「非常に満足している」と認めており、シーズン開幕時には「最大限のパフォーマンス」を引き出せると考えているという。フェラーリのパワーユニットが非力だという噂も否定されており、メルセデスやレッドブルが活用しているとされる特定の抜け道を使っていない点を除けば、大きな懸念はないと見られている。
F1首脳陣は、レース結果が燃料サプライヤーの違いによって左右される事態を望んでいない。観客、とりわけカジュアルファンにとって、目に見えない燃料の差が勝敗を分けるという状況は、説明が極めて難しいものになるからだ。
Source: F1 OVERSTEER
カテゴリー: F1 / アウディ
