キミ・アントネッリ F1初優勝も「表彰台に上がるべきか分からなかった」
メルセデスのキミ・アントネッリは、2026年F1中国GPで自身初優勝を飾り、19歳にして新時代の主役として大きな注目を集めた。

レース内容と結果が称賛を浴びる一方で、表彰式では思わぬハプニングが発生し、若き勝者は一瞬戸惑う場面を見せることになった。

表彰台での“名前ミス”に困惑
表彰式でマイクを握ったボブ・コンスタンドゥロスが、アントネッリを「キミ・ライコネン」と誤って紹介する場面があった。

「信じられなかった」とキミ・アントネッリはSportMediasetに語った。

「表彰台に上がろうとしていたところで、それを聞いたんだ。上がっていいのかどうか分からなくて、完全に混乱していた」

周囲も笑いに包まれた一幕
この出来事について、元F1ドライバーでGPDA会長のアレックス・ブルツも反応を示した。

「これは本当に面白い話だ」とブルツはORFに語った。

「彼(ボブ)はただ間違えただけだ。もっと勝てば、誰もが彼がイタリア出身のアンドレア・キミ・アントネッリだと分かるようになるだろう」

急速に高まる評価とフェラーリとの縁
このエピソードの裏で、アントネッリは急速に評価を高めている。

イタリアではすでに次世代スターとして注目され、将来的なフェラーリ移籍の可能性も取り沙汰されている。

「フェラーリとはコンタクトがあった。10歳か11歳の頃だった」とアントネッリは明かした。

「でも最終的にはメルセデスが先だった。彼らがチャンスを与えてくれて、2017年末にトト・ヴォルフが僕たちに連絡してきた。本当に感謝している」

初勝利の余韻と静かな祝福
初優勝の余韻は、今もなお続いている。

「祝っているし、今も楽しんでいる。初めての勝利だから、一生忘れないと思う」

「僕のキャリアで最も特別な勝利だ。だからこそ、その瞬間を楽しむのは当然だった」

レース後の夜についてもこう振り返った。

「日曜の夜は眠れなかった。移動中もトロフィーの写真を抱きしめていたんだ」

一方で祝賀は控えめだった。

「10人くらいの友人と小さなパーティーをしただけだ」

タイトルよりも“勝ち続けること”
周囲の期待が高まる中でも、本人は冷静さを保っている。

「タイトルのことは考えていない。どうやって勝ち続けるかだけを考えている」

“キミ”という名前の由来
なお、ミドルネームの「キミ」については、ライコネンとの直接的な関係はないという。

「両親はイタリア風の名前をもう一つ付けたくなかっただけなんだ」

「何か違うものを望んでいて、友人が提案してくれた名前を気に入って、それで決まった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / アンドレア・キミ・アントネッリ / メルセデスF1 / F1中国GP