ルイス・ハミルトン 「シューマッハ時代のようにコックピットを赤く塗ってほしい」

その勝利は、1996年にフェラーリで同地初優勝を飾ったミハエル・シューマッハからちょうど30年後という節目でもあり、ハミルトンはレース後にシューマッハーへの敬意とともに、自身のマシンにも“ある変更”を望んでいることを明かした。
30年前のシューマッハと自分を重ねる
ハミルトンはレース後の記者会見で、30年前にシューマッハがバルセロナでフェラーリ初勝利を挙げたことを改めて知らされたという。
当時12歳だったハミルトンは、自宅のソファでレースを観戦しながらフェラーリに憧れていたと振り返った。
「これは僕たちの物語の第一歩だと思う。そして今、30年前にマイケルが勝ったことを思い出させてもらった」
「僕はたぶん家のソファに座ってそのレースを見ていた。膝の上に皿を置いて、サンドイッチかチキンヌードルスープでも食べながらね」
「日曜日なら、レースをしていなければ12歳の僕はテレビの前にいた。そしてあの赤いマシンを見ながら、『あの赤いコックピットに座るのはどんな気分なんだろう』と思っていたんだ」

シューマッハ仕様の“赤いコックピット”を希望
現在のフェラーリSF-26のコックピット内部は白色だが、ハミルトンは以前からその仕様に満足していなかったことも明かした。
シューマッハ時代のフェラーリのように、コックピット内部も赤く塗装されることを望んでいるという。
「僕のコックピットは白なんだ。正直あまり気に入っていない」
「マイケルのように赤くしたかったんだ。いつかまた赤くしてもらうつもりだよ」
ハミルトンは2025年に初めてフェラーリをドライブした際の感動を振り返りつつ、今回ついに赤いレーシングスーツ姿で優勝を飾れたことに特別な意味を感じていると語った。
「喜びで心臓が破裂しそうだった」
優勝後の表彰式では、フェラーリのメカニックたちと国歌斉唱を分かち合った瞬間が強く印象に残ったという。
「昨年その赤いマシンに乗る体験はできた。でも赤いスーツを着て、あの素晴らしいクルーの前で優勝者として立つことはまた別物だった」
「今日は国歌のタイミングが少しずれていた気もしたけど、それでも本当に素晴らしかった」
「彼らの目に浮かぶ喜びを見て、その感情を一緒に共有できたことが特別だった」
「みんなを抱きしめたあと、危うく気を失いそうになったよ。喜びで心臓が破裂しそうだったんだ」
今回の勝利により、ハミルトンはフェラーリでのキャリアにおいて新たな一歩を踏み出した。幼少期にテレビ越しで見ていたシューマッハの姿を追いかけ続けた末に実現した初勝利は、7度の世界王者にとっても特別な意味を持つものとなった。
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