アルピーヌF1チーム 「ルノーの新型パワーユニットはポジティブ」
アルピーヌF1チームのスポーティングディレクターを務めるアラン・パーメインは、ルノーの新型パワーユニットは以前よりも「はるかに複雑」だと説明。これまでのところ、フィードバックはポジティブだと語った。

他のF1エンジンメーカーと同様に、アラン・パーメインは、3日間のF1バルセロナテストでは、F1エンジンをフルまで回していなかったが、信頼性に関してドライバーからの苦情はなく、それ自体はポジティブだったと述べた。

最終日にはマシン後方から白煙を上げて午前中でストップしたアルピーヌF1だが、フェルナンド・アロンソは初日に127周をマーク。今年、ルノーのF1パワーユニットは大幅に変更されたにも関わらず、前年モデルと比較してスムーズな走行を示した。

「実際に新しいパワーユニットについて話す必要はまったくなかった。それ自体はポジティブなことだ」とアラン・パーメインは記者団に語った。

「このエンジンは、以前にヴィリーから入手していたものとはまったく異なる」

「このエンジンははるかに複雑で、見た目もタイトだ。新しいパワーユニットを車に搭載して、すぐに問題なく走った。もちろん、それは素晴らしいことだ」

「ドライバーからは、ドライバビリティと少しのターボラグに関する通常のコメントしか聞いていない。しかし、マッピングにいくつかの調整を加えた後、それも解決された」

「まだフルパワーで1周を運転していないことを付け加えなければならない。まだ予選とレースのためのエンジンセッティングを使用していないが、かなり近づいている」

最終日に油圧の問題によってアルピーヌF1チームのセッションは途中で終了したが、266周データを収集。アラン・パーメインは当時も新しいパワーユニットは“問題なく”稼働していたとし、シーズンに向けて適切なベースを持っているという印象を残した。

アルピーヌF1は、今シーズンにルノーのF1パワーユニットを使用している唯一のチームだ。つまり、他のパワーユニットサプライヤーが複数のチームにエンジンを提供しているフェラーリ、メルセデス、レッドブル・パワートレインのライバルと比較して、完全なパワーで多くの比較はできないという弱点がある。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム / ルノーF1チーム