「もはやF1に“ミッドフィールド”は存在しない」とアルピーヌF1幹部
アルピーヌF1のエグゼクティブディレクターであるマルチン・ブコウスキーは、2021年のF1世界選手権では全10チーム間のマージンは非常に拮抗しており、もはや認識できる“ミッドフィールド”は存在しないと語る。

先週末バーレーンで開催されて3日間のF1プレシーズンテストでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが最速タイムをマークした。

しかし、タイムシートの上半分には、アルファタウリ・ホンダのルーキー角田裕毅、フェラーリの新人カルロス・サインツ、アルファロメオのベテランであるキミライコネン、ウィリアムズの新星ジョージ・ラッセルといったドライバーが名を連ねた。

アルピーヌF1のフェルナンド・アロンソは総合10番手タイムに位置し、チームはテストの396周(2143 km)を走破。王者メルセデスはわずか304周だった。

来週末の開幕戦F1バーレーンGPに先立ち、マルチン・ブコウスキーは、プレシーズンテストの結果は、冬の間にグリッド全体がどれくらい縮まったかを証明していると語った。

2021年のF1世界選手権でアルピーヌF1は序列のどの位置にいると思うかと質問されたマルチン・ブコウスキーは「正直なところ、わからない」と返納。

「もはやミッドフィールドではなく、フィールドだと思う」

「我々はまだメルセデスが最前線にいると思っているが、明らかに彼らはいくつかの問題を抱えていた。そして、彼らはおそらくテスト序盤に少し実力を隠していた」

「我々はまだレッドブルが強いことを思っている。しかし、その背後には、実際にはフィールドがあり、このフィールドのどこにいるのかを言うのは難しい」

「競争力があるとを期待している。だが、マクラーレンは良さそうだし、速いようだ。実際に走ったときのアストンマーティンはかなり速いようだ。そして、残りは本当にわからない」

フェルナンド・アロンソは、冬休みのトレーニング中の事故での負傷からまだ回復しているが、マルチン・ブドコウスキーは2回のF1ワールドチャンピオンはシーズン開幕にむけて準備ができていると確信していると語る。

「彼は最高の状態だ」とマルチン・ブドコウスキーは主張した。

「彼はしっかり仕事をしていた・・・彼はマシンの乗り、すぐに速かったし、信頼性もあり、エンジニアに素晴らしいフィードバックを与えていた。それはフェルナンドに期待することだ」

「彼はすでにチームに統合されている。。幸いなことに、昨年は彼にいくつかのレースに参加してもらった。古いスペックのマシンを数回テストしてもらった。必要に応じて、復帰ドライバーとしてアブダビでマシンに乗せた。

「彼は冬の間もエンジニアと一緒にシミュレーターでしばらく過ごしていたし、彼は仕事に取り組んでいた。正直なところ、事故による永続的な悪影響もなかった」

フェルナンド・アロンソは先月の自転車事故の後、上顎にチタンプレートを取り付けてレースをしなければならないことに直面しており、年末にはさらに手術を受ける可能性がある。

「10日くらい家でリラックスしていた。手術後は少しリラックスしなければならなかった」とフェルナンド・アロンソはメディアに語った。

「9~10日後、フィットネス、準備に関するごく普通のルーチンに戻った」

フェルナンド・アロンソは、2021年の勢力図がどれくらいタイトに見えていたかについてマルチン・ブコウスキーの意見に同意しました。

「現在のミッドフィールドの状況は非常に競争が激しい」とフェルナンド・アロンソは語った。

「それが私僕たちが認識していることだ。良いポイントを獲得したいのであれば、毎週末を最大化して完璧にする必要がある」

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カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム