アルピーヌF1首脳 「シリル・アビテブールの脱退はショックだった」
アルピーヌF1のエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは、ルノーF1のチーム代表を務めていたシリル・アビテブールの離脱は“ショック”だったと語る。

今年1月、長年エンストンのチームに従事してきたシリル・アビテブールがそのポジションを離れたことにモータースポーツ界は驚いた。彼はアルピーヌF1にブランドを変更する2021年もチームで重要な役割を果たすことが期待されていた。

43歳のシリル・アビテブールの将来の計画は明らかになっていないが、 RaceFans は、アルファロメオ/ザウバーに向かう可能性があると報じている。

一方、アルピーヌF1ではまだチーム代表の座が空席となっている。スズキMotoGPから加入したダビデ・ブリビオがレーシングディレクターとしてレース現場での運営を担当し、エグゼクティブディレクターのマルチン・ブコウスキーがシャシーとパワートレインの開発を担当している。

今週、マルチン・ブコウスキーは、シリル・アビテブールがチームから脱退したことは、他のみんなと同じように驚いたと認める。
「我々がそれを知ったときは明らかに驚きとショックだった」と、元FIAでテクニカルおよびスポーツコーディネーターを務めたマルチン・ブコウスキーは語る。

「だが、新型コロナウイルスによってシリルは彼の役割を果たすために定期的にエンストンに来るのに苦労していた」

「しかし、いずれにしろシーズンの準備はできており、プロジェクトは非常にコミットされていた」

マルチン・ブコウスキーは、アルピーヌF1の新CEOとしてローラン・ロッシが任命されたことで、移行は迅速かつスムーズに行われるようになったと語る。

「我々は非常に迅速に再編成し、新しいチームを作った。我々の目標は明確で変更されていない」とマルチン・ブコウスキーは説明した。

「新しい経営陣が配置され、ローランの到着が発表された。ローランは最近数日間エンストンに来ていた。その間、彼は多くの人々に会い、マシンを見て、開発プロジェクトを見て、2022年にむけて我々が何をしているかについて説明を受けた」

アルピーヌF1は、ダニエル・リカルドがフェラーリに移籍したカルロス・サインツの代わりにマクラーレンに移籍することを決定した後、エステバン・オコンのチームメイトとして2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソを迎える。

「素晴らしいラインナップだ」とマルチン・ブコウスキーは語った。

「フェルナンドのモチベーションは素晴らしく、昨年のアブダビテストで彼が運転し、エンジニアと一緒に仕事をしているのを見るのは印象的だった。彼は、経験豊富なドライバーのプロ意識と、若いドライバーのハングリー精神を兼ね備えている」

フェルナンド・アロンソは、自転車でのトレーニング中の事故で負傷した後、アルピーヌF1の新車発表会の欠席を余儀なくされましたが、プレシーズンテスト参加にむけて準備は整っている語っている。

「気分は最高だし、フィジカル的にもメンタル的にもこれまでで最高の状態にある」とフェルナンド・アロンソはコメント。

「この復帰に向けてかなり前から準備をしてきたけど、新鮮なモチベーションがある。準備は整っている!」

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カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム / ルノーF1チーム