アルファタウリ レッドブルF1のリアサス入手は「空力的に最も進歩」
スクーデリア・アルファタウリにとっては、2023年は絶望的なF1シーズンになるように思えた。しかし最終的に、イタリアチームはコンストラクターズ選手権で8位でフィニッシュすることができた。これが可能だったのは、角田裕毅とダニエル・リカルドのマシンがここ数カ月の間に絶え間ないアップデートを受けたからだ。

車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾトゥーは、アルファタウリが挽回したことを誇りに思っている。

「シーズン序盤は、かなり出遅れ、後方からスタートした。だから、見つけることがたくさんあった」とデゾトゥーはメディアに語った。「しかし、ファクトリーはマシンの弱点を見極め、それに対処するために懸命に努力してきた。問題の一部は弱点を理解することであり、彼らはそれを理解するために非常に良い仕事をしたと思う」

レッドブル・レーシングの影響は重要

最近のレースでアルファタウリは、レッドブル・レーシングと同じリアサスペンションを搭載することができた。イタリアのチームは2024年もこのサスペンションを使用する。これは、レッドブルが最後の瞬間までどのようなパーツを使用するかを決定しないことが多いために決まったことの1つである。アルファタウリのようなカスタマーチームにとって、これを予想するのは困難だ。

「それが問題の一つだ」とデゾトゥーは認めた。「明らかに、彼らは非常にアグレッシブに開発を進めていて、パーツのリリースも遅い。我々にとっては、サスペンションのように、クルマやパッケージにとって不可欠なものをこれほど遅くリリースすることもある。しかし、それをクルマに追加し、短時間で最適なパッケージに仕上げるのは非常に難しいことだ」

とはいえ、アルファタウリはレッドブルに大きく依存している。「というのも、我々は彼らのパーツを受け取り、それを我々のマシンに装着し、それを中心に開発を進めるからだ。私が言うように、重要なポイントは空力的に最も進歩したところだと思う。確かに、サスペンションは一歩前進した」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / レッドブル・レーシング