アルファタウリF1 「角田裕毅はタイヤとブレーキをうまく管理できていた」 / F1 メキシコGP 決勝
スクーデリア・アルファタウリのクラウディオ・バレストリ(チーフエンジニア / ビークルパフォーマンス)が、2022年F1メキシコGPの決勝を振り勝った。

角田裕毅はソフト、ピエール・ガスリーはミディアムとスクーデリア・アルファタウリは戦略を分けた。タイヤがうまく機能した角田裕毅は11番手でマクラーレンと戦っていたが、ダニエル・リカルドに突っ込まれてマシンにダメージを負ってリタイアとなった。

ピエール・ガスリーはミディアムでの第1スティントで苦戦し、ランス・ストロール(アストンマーティン)とのバトルでコース外に追いやったとして5秒ペナルティをかされる厳しい展開。ソフトでの第2スティントでは持ち直したが、入賞にはあと1歩届かず11位でレースを終えた。

「今日は2台のグリッドが近かったので、ポイント獲得の可能性を高めるために異なるコンパウンドでスタートさせることにした」

「裕毅は新品ソフトでスタートして1周目からポジションを上げることができた。ミディアムを履いていたマクラーレン勢に割って入り、ノリスを前方、リカルドを後方に見ながら11位につけた。裕毅のファーストスティントは良い内容で、ラップタイムは安定していたし、タイヤとブレーキの温度も上手く管理できていた。スティントを通じてタイヤが正しく機能していた」

「残りのレースでも裕毅はマクラーレン勢と戦い続けた。セカンドスティントではミディアムを履かせたが、またもペースが優れていたので、リカルドを抑えながらノリスを追いかけることができた。だが、リカルドがオーバーテイクを仕掛けた結果、裕毅のマシンとレースが終わってしまった。接触によって裕毅のマシンがかなりのダメージを負ってしまったので、リタイアするしかなかった」

「ピエールのレースは少し異なっていた。1周目が終わるまでにピエールは17位までポジションを落としてしまった。ミディアムを履いて自分よりも遅いアストンマーティン勢の後方に位置していたピエールは、ファーストスティントの間に同じくミディアムを履いていたランス(ストロール)をオーバーテイクしてひとつポジションを上げたが、このときに5秒ペナルティを受けてしまった。これを2回目のピットストップで消化したあと、レースはさらに複雑になった」

「アレックス(アルボン)の後方からソフトを履いてレースに復帰したピエールのペースは良好だったので、アレックスをパスして異なるストラテジーを用意していた前のライバルたちを追いかけ始めたが、バルテリ(ボッタス)のすぐ後方、11位でフィニッシュした。ペースが悪くなかったので残念な結果だ。このあとは次のブラジルGPの準備に向けて頭を切り替えていく」

スクーデリア・アルファタウリ F1 メキシコGP

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / F1メキシコGP