レッドブルF1、RB18を破壊したエンドプレートをアルファタウリに返却
レッドブル・レーシングは、マックス・フェルスタッペンのF1イギリスGPを台無しにしたアルファタウリのエンドプレートを持ち主に返却した。

F1イギリスGPでアルファタウリのピエール・ガスリーと角田裕毅が同士討ちを演じ、両者はスピンアウト。ガスリーのリアウイングの右側のエンドプレートが失われた。

ピエール・ガスリーはリアウイングの問題でリタイアしたが、角田裕毅は車にダメージを負いながらも14位でフィニッシュした。

その後、ピエール・ガスリーのエンドプレートは、レースリーダーのマックス・フェルスタッペンのRB18の下に挟まってフロアを破損させ、ハンドリングに大きな影響を与えた。当初、フェルスタッペンはパンクしたと感じており、競争力を失ったRB18で最終的に7位でフィニッシュした。

レース後、レッドブル・レーシングは、エンドプレートがフロアに引っかかって空気の流れを妨げていること、そしてそれがアルファタウリに由来していることを発見した。後に、デブリーフィングでそのエンドプレートを持っている笑顔のマックス・フェルスタッペンの写真が公開された。

FIA(国際自動車連盟)の金融規則の一環として、F1チームは使用するすべてのパーツを把握する必要があるため、マックス・フェルスタッペンはそれをお土産として保管することができなかった。

レッドブル・レーシングからエンドプレートが返却されたかと質問されたアルファタウリのF1テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは「イエス。彼らは我々にエンドプレートを返してくれた」と答えた。

「それはUIIL(Used Inventory Incremental List)に載っており、彼らのものではない。だから。我々はそれを取り戻す必要があった」

ジョディ・エギントンは、姉妹チームの車に拾われたという不幸な偶然の一致を認めた。

「これらのものは雪だるま式に起こることがあるよね? その確率はわずかだが、それは起こり、残念ながら、それはマックスのレースに影響を与えた。それについて申し訳なく思う。そのあと、彼らはそれを返してくれた」

アルファタルリはそれをどうするつもりかと質問されたジョディ・エギントンは「分からない。詰め込める場所はいくつかあるが、コメントしたくない・・・」と語った。

ジョディ・エギントンは、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ、アルファタウリのF1チーム代表のフランツ・トストとともに、アルファタウリのエンジニアリングチームが、ピエール・ガスリーとの衝突を繰り返すことはできないことを角田裕毅に伝えたことをを確認した。

「フランツとヘルムートとの話し合いがあった。それは公表されていることだ」とジョディ・エギントンは語った。

「そして、エンジニアリンググループとして、我々は座って、これが我々がしなければならないことだと話し合った」

「しかし、我々の側から見ると、座って、客観的に話し合い、必要なもの、望んでいるもの、そして、それをどのように達成したいのかを強調することがより重要だ。いくつかの異なる議論があった」

「私は、チームのプリンシパルレベルで行われる議論に精通していない。しかし、技術的なレベルでは、若いドライバーとして、我々は座ってエンジニアとしてそれについて話し合い、これは避ける必要があることだと話し合った。それが私たちが達成したいことだ」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / レッドブル・レーシング