アルファタウリF1代表 「角田裕毅はひとつもミスをせず良いレースをした」
スクーデリア・アルファタウリのチーム代表を務めるフランツ・トストが、2022年F1開幕戦バーレーングランプリの決勝レースを振り返った。
スクーデリア・フェアーリは、8番手を走行していたピエール・ガスリーが45周目にマシン後部から出火してリタイアしたが、角田裕毅が8位でフィニッシュして4ポイントをもたらした。
「今日のようなエキサイティングな開幕戦は、良い2022年シーズンのスタートだった」とフランツ・トストはコメント。
「予想していたとおり、新たなレギュレーションによってオーバーテイクが多く見られ、昔のような接近戦が繰り広げられていた。素晴らしいワン・ツー・フィニッシュを決めたフェラーリに祝福の意を表したいと思う」
「残念ながら、勝利を目指していたレッドブルは、ピエールと同じくレースを無事に終えることができなかった。彼のマシンについての詳細はまだ確認できていないが、マシン後部が発火してしまった。残り12周の時点で8番手だったので、これは本当に残念な結果だった。ピエールは10番グリッドからソフトタイヤでスタートし、13周目のピットストップでミディアムにチェンジ。その後は32周目で再度ピットでハードタイヤに交換する予定だった。ピエールは本当に良い仕事をしてくれたし、タイヤや燃料も最高にマネージメントしてくれていた」
「裕毅は16番グリッドからスタートし、1周目を終えた段階ですでに12番手に上がっていた。そこからオーバーテイクをうまく決めて11番手に上がった。15周目にはミディアムタイヤに交換し、ポジションを維持しつつ前のマシンにプレッシャーをかけるという素晴らしい仕事をしてくれた。チームとしてはスリー・ストップ戦略で走ることを決め、29周目に彼の2度目のピットストップをし、ソフトタイヤに換えた。彼は(フェルナンド・)アロンソをオーバーテイクし、(エステバン・)オコンといい戦いをしてくれた。セーフティカーが出た後、オコンを抜くことはできなかったが、裕毅はひとつもミスをせず、非常に良いレースをしたと思う」
「本来なら開幕戦で、裕毅とピエール両方のマシンがポイントを手にしてフィニッシュすべきだったと思う。いま我々はピエールのマシンについての理由を突き止め、すぐさま来週に控えているサウジアラビアGPに向け、最善の方法で備えを進める必要がある。ジェッダでは両方のマシンがしっかりフィニッシュしてくれると信じている」
テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは「両マシンとも中団でかなりの競争力を発揮し、レースでポジションを上げていくという素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。シーズンの序盤にそれを確認できたことは良いことだ」と語る。
「ピエールが止まった後に出たセーフティカーだが、残念ながらその直前にピットストップしていた裕毅にとっては不利なものになった。彼の周囲のマシンは、時間を失うことなくピットストップを行う機会を得た。しかし裕毅は、最終スティントで力強い走りを見せて8位でフィニッシュしてくれた。今週末は理想的な流れとはいえなかっただけに、彼にとってもチームにとっても素晴らしい結果だと思う」
「中団争いはすごくタイトなようだった。今週のレースを終え、AT03の改善点そして次のレースに向けてフォーカスすべき点は既に把握できた。次のチャレンジを楽しみにしている」
8位入賞を果たした角田裕毅は「今日の結果には非常に満足ですし、特にスタートでいくつか順位をあげることができて良かったです」と語る。
「レース終盤では何台かのマシンがリタイアとなり、運のおかげもあってか首尾良くレースを進めることができました」
「中団争いのトップで常に戦い続けていくことができるようになるためには、まだまだやるべきことがたくさんあります。しかしチームのパフォーマンスの改善に向け、僕たちはさらにマシンを開発できると信じています。今週のデータ解析し、次週のレースに向けて何ができるのか検討していきたいと思います」
残念なリタイアで終えたピエール・ガスリーは「自分が期待していた開幕戦ではなかった」とコメント。
「ターン1で車のスイッチが全てオフになり、その後何かが燃えている臭いがし出した。良いスタートを切ることができ、フェルナンドとケビンを抜かしてP8でかなり順調に走行できていただけにすごく残念だ」
「重要となるポイントを獲得することはできなかったけど、今日のレースで多くを学ぶことができた。ペースはかなり良かったので、次戦以降のレースに期待している」
「今日の失敗の原因をしっかり把握する必要があるけど、チームが必ず解決策を見つけると信じている。いくつか良いバトルをすることもできたので、次のレースを楽しみにしている」
カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / F1バーレーンGP
スクーデリア・フェアーリは、8番手を走行していたピエール・ガスリーが45周目にマシン後部から出火してリタイアしたが、角田裕毅が8位でフィニッシュして4ポイントをもたらした。
「今日のようなエキサイティングな開幕戦は、良い2022年シーズンのスタートだった」とフランツ・トストはコメント。
「予想していたとおり、新たなレギュレーションによってオーバーテイクが多く見られ、昔のような接近戦が繰り広げられていた。素晴らしいワン・ツー・フィニッシュを決めたフェラーリに祝福の意を表したいと思う」
「残念ながら、勝利を目指していたレッドブルは、ピエールと同じくレースを無事に終えることができなかった。彼のマシンについての詳細はまだ確認できていないが、マシン後部が発火してしまった。残り12周の時点で8番手だったので、これは本当に残念な結果だった。ピエールは10番グリッドからソフトタイヤでスタートし、13周目のピットストップでミディアムにチェンジ。その後は32周目で再度ピットでハードタイヤに交換する予定だった。ピエールは本当に良い仕事をしてくれたし、タイヤや燃料も最高にマネージメントしてくれていた」
「裕毅は16番グリッドからスタートし、1周目を終えた段階ですでに12番手に上がっていた。そこからオーバーテイクをうまく決めて11番手に上がった。15周目にはミディアムタイヤに交換し、ポジションを維持しつつ前のマシンにプレッシャーをかけるという素晴らしい仕事をしてくれた。チームとしてはスリー・ストップ戦略で走ることを決め、29周目に彼の2度目のピットストップをし、ソフトタイヤに換えた。彼は(フェルナンド・)アロンソをオーバーテイクし、(エステバン・)オコンといい戦いをしてくれた。セーフティカーが出た後、オコンを抜くことはできなかったが、裕毅はひとつもミスをせず、非常に良いレースをしたと思う」
「本来なら開幕戦で、裕毅とピエール両方のマシンがポイントを手にしてフィニッシュすべきだったと思う。いま我々はピエールのマシンについての理由を突き止め、すぐさま来週に控えているサウジアラビアGPに向け、最善の方法で備えを進める必要がある。ジェッダでは両方のマシンがしっかりフィニッシュしてくれると信じている」
テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは「両マシンとも中団でかなりの競争力を発揮し、レースでポジションを上げていくという素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。シーズンの序盤にそれを確認できたことは良いことだ」と語る。
「ピエールが止まった後に出たセーフティカーだが、残念ながらその直前にピットストップしていた裕毅にとっては不利なものになった。彼の周囲のマシンは、時間を失うことなくピットストップを行う機会を得た。しかし裕毅は、最終スティントで力強い走りを見せて8位でフィニッシュしてくれた。今週末は理想的な流れとはいえなかっただけに、彼にとってもチームにとっても素晴らしい結果だと思う」
「中団争いはすごくタイトなようだった。今週のレースを終え、AT03の改善点そして次のレースに向けてフォーカスすべき点は既に把握できた。次のチャレンジを楽しみにしている」
8位入賞を果たした角田裕毅は「今日の結果には非常に満足ですし、特にスタートでいくつか順位をあげることができて良かったです」と語る。
「レース終盤では何台かのマシンがリタイアとなり、運のおかげもあってか首尾良くレースを進めることができました」
「中団争いのトップで常に戦い続けていくことができるようになるためには、まだまだやるべきことがたくさんあります。しかしチームのパフォーマンスの改善に向け、僕たちはさらにマシンを開発できると信じています。今週のデータ解析し、次週のレースに向けて何ができるのか検討していきたいと思います」
残念なリタイアで終えたピエール・ガスリーは「自分が期待していた開幕戦ではなかった」とコメント。
「ターン1で車のスイッチが全てオフになり、その後何かが燃えている臭いがし出した。良いスタートを切ることができ、フェルナンドとケビンを抜かしてP8でかなり順調に走行できていただけにすごく残念だ」
「重要となるポイントを獲得することはできなかったけど、今日のレースで多くを学ぶことができた。ペースはかなり良かったので、次戦以降のレースに期待している」
「今日の失敗の原因をしっかり把握する必要があるけど、チームが必ず解決策を見つけると信じている。いくつか良いバトルをすることもできたので、次のレースを楽しみにしている」
カテゴリー: F1 / スクーデリア・アルファタウリ / F1バーレーンGP