フェルナンド・アロンソ 「ホンダF1とニューウェイ加入でチームの士気は高い」

2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソは、エイドリアン・ニューウェイがマネージング・テクニカルパートナーとして加入したこと、2026年からホンダがパワーユニットサプライヤーとして加わること、そして新レギュレーション時代の到来や最新鋭の風洞施設の稼働開始などを、前向きな雰囲気の理由に挙げた。
アストンマーティンとアロンソは、これまでのところ期待外れのシーズンを送っている。今季獲得した10ポイントはいずれもランス・ストロールによるもので、チームはコンストラクターズランキング7位に低迷している。
アロンソにとっても、今季のスタートは2017年のマクラーレン時代以来最悪であり、その年は第8戦までノーポイントに終わっていた。
しかし、ニューウェイが2026年の新規則に向けたマシン開発を率いること、さらにホンダがレッドブルから移籍することにより、チーム内には確かな楽観論が広がっている。
昨年、アストンマーティンが失速した際、アロンソは翌シーズンに向けた勢い作りの重要性を訴えていた。しかし今年に関しては、冬にかけてのパワーユニットおよびシャシーの大幅変更が予定されているため、その必要性は薄れているという。
新レギュレーションに向けた勢いの重要性について問われたアロンソは、次のように述べた。
「昨年ほど重要ではない」とアロンソはRacingNews365を含むメディアに語った。
「なぜなら今年のマシンは昨年の延長線上にあるからだ。アブダビでの最終戦と今シーズン最初の4戦を比べても、結果に大きな違いはないと思う。来年はまったく新しいレギュレーションになるので、今年学んだことは来年にはあまり役立たないかもしれない。」
精神的な優位性を築くためには良い形でシーズンを終えることが重要だとしつつも、アロンソはチームのモチベーションがすでに「非常に高い」ことを強調した。
「もちろん、シーズンを良い形で終えて、みんなのモチベーションを高めたいという気持ちはある」とアロンソは付け加えた。
「でも、すでにチームのモチベーションは非常に高い。数週間前から風洞も稼働しているし、エイドリアンもチームに加わった。ホンダも来るし、新しいレギュレーションも控えている。だからモチベーションは本当に高いんだ」
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