F1 フェルナンド・アロンソ FIA 世界耐久選手権
フェルナンド・アロンソが、F1以外のレースに挑戦を続けるのは自分が“最高のドライバーのひとり”であることを“証明”する必要があるからだと元フェラーリのチーム代表を務めたステファノ・ドメニカリは推測する。

2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソだが、この10年はタイトルから見放されている。特に過去3年間は信頼性とパフォーマンスが不足するホンダのF1パワーユニットによってタイトルを狙うどころか、ポイントを目指して完走するのも苦しい状況が続いた。

そのような状況に置かれたフェルナンド・アロンソは、昨年、世界3大レースでの“3冠”達成を目標に掲げ、マクラーレン・ホンダとのF1モナコGPを欠場し、インディ500に参戦。結果はリタイアとなったが、自身が優れたドライバーであることを世界中に示した。

今年1月にはデイトナ24時間レースに出場。そして、30日(火)には2018年にF1と並行してトヨタからル・マン24時間レース及びFIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦することが発表された。

フェルナンド・アロンソがF1外でレースをするのは、現状のマクラーレンでは自分の実力を証明するチャンスがないと感じているからかもしれない。

フェラーリ時代にフェルナンド・アロンソのボスを務めたステファノ・ドメニカリは「フェルナンドがF1外にチャレンジを求めているのは彼のチームが困難な時期を経験しているからだ」とステファノ・ドメニカルは Corriere dello Sport コメント。

「彼は自分のスキルを発揮し、世界で最高のドライバーのままであることを証明したいと思っているんだ」

そして、ステファノ・ドメニカルは、最後のタイトルから10年の月日が経過しているにも関わらず、フェエルナンド・アロンソは最高のF1ドライバーのままであることは明らかだと語る。

「強いのは誰? ハミルトンか? 評価するには難しい。予選が得意なドライバーもい
れば、レースで強いドライバーもいるし、心理的に優れているドライバーもいる」

「現在のトップ3ドライバーは、アロンソ、ハミルトン、そして、ベッテルだろう。彼らの差は最小限だし、彼らが運転するクルマに次第だ」

2018年シーズンに関して、ステファノ・ドメニカリは「再びフェラーリとメルセデスの決闘が見られると思う。だが、レッドブルも悪れてはならない。彼らはいくつかのグランプリで勝つだろう

現在、ランボルギーニの最高経営責任者を務めるステファノ・ドメニカリは、ランボルギーニのF1参戦の可能性について「少なくとも今後5年間はF1はランボルギーニの優先事項ではない」と語った。

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ