フェルナンド・アロンソ
フェルナンド・アロンソは、まだパフォーマンスが安定しないマクラーレン・ホンダでミッドフィールドで苦労するよりも、今年ルイス・ハミルトンに次ぐ2位を目指さざるを得なかったドライバーの方がフラストレーションを感じたはずだと主張する。

F1ブラジルGPの予選Q1でマシントラブルによって停止したマクラーレンの近くでデッキチェアでくつろぐフェルナンド・アロンソの写真は、ファンに加工され、ソーシャルメディアで“#PlacesAlonsoWouldRatherBe(アロンソが思い描く居場所)”のハッシュタグとともに拡散した。

しかし、フェルナンド・アロンソは、今年圧倒的な強さをみせたルイス・ハミルトンに次ぐチャンピオンシップ2位を争うしかできなかったチームメイトのニコ・ロズベルグや、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンのフェラーリコンビも苛立っていたはずだと述べた。

「僕がフラストレーションを感じるシーズンを過ごしているのは事実だ。でも、僕たちは多くのことを学んでいると思う」とフェルナンド・アロンソはコメント。

「表彰台の2番手や3番手のときのほうがさらにフラストレーションを感じると思う」

「今年のチャンピオンたちの顔や、チームメイトとのトラブルのいくつかを見ると、ちょっと変な瞬間やおかしな写真もあったと思う」

「人々が何を期待しているのはよくわからない。リタイアして、ガレージに戻るためにモーターバイクやセーフティカーを探しているときは、ひとつの場所にとどまっている必要がある。僕はなんら違ったことはしていなかったと思う」

フェルナンド・アロンソは、マクラーレンとホンダが学んだ教訓が来シーズンに成果を挙げるのであれば、2015年にトラブルを抱えることに不満はないと繰り返した。

「僕の頭は来年に向いているし、ここでの全ての問題が来年はゼロになっていることを願っている」

「学習過程だし、ミスから学び、トラブルから学ぶこと、それが成功のための唯一の方法だ。それが僕たちがやっていることだ」

フェルナンド・アロンソは、結果がでないことにやる気をそがれたことを認めるが、チャンピオンシップに勝てるほどの競争力のなかったフェラーリでの最近のシーズンほどではないと述べた。

「僕たち全員が勝ちたい。でも、いくつかレースチャンピオンシップに勝てないと認識した僕の数年間は厳しかった」

「(2014年以前)僕たちはレッドブルが他のクルマよりも1秒速いことを知っていたし、去年はメルセデスは他のクルマよりも1秒速いことを知っていた」

「それがマクラーレン・ホンダに移籍した理由のひとつだ。近い将来、メルセデスを倒すには、非常に強いプロジェクト、新しいF1を理解するための異なる種類の哲学を持つことが唯一の方法だし、僕は自分が正しい場所にいると思っている」

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / ホンダF1 / マクラーレンF1チーム