フェルナンド・アロンソ
フェルナンド・アロンソは、先週のF1ストラテジーグループによって議論された計画を見れば、F1がここ数年に渡って間違った方向に進んでいることわかると述べた。

テレビ視聴者や現地での観戦者数の減少を打開するべく、F1ストラテジーグループは、2017年以降のレギュレーション改訂に向けて提案を示した。

一番の目的は最大で5秒〜6秒ほどF1マシンのスピードを増加させること。それに加え、レースにスパイスを加えるために給油が復活する見通しとなっている。

給油は2010年に禁止されており、ラップタイムは2004年をピークに年々遅くなっている。

フェルナンド・アロンソは、2017年のF1に必要なのは多くのテストであり、2000年代後半のあるべき姿に戻ることだ考えている。

「テストが復活すれば7〜8年前と似たようなルールになるはずだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。

「つまり、過去4〜5年の僕らが間違った方向に進んでいたということだ」

F1が間違った方向に進んできたと本気で思っているのかと質問されたフェルナンド・アロンソは「グランドスタンドがすべてを物語っていると思う」と付け加えた。

また、フェルナンド・アロンソは、給油の復活によって戦略の幅が広がり、確率的要素が加えられると考えている。

「スタートや第1スティントで使う燃料を選べるなら、多くのレースで戦略が広がるだろうし、それが役に立つこともあると思う。過去はそうだったしね」

「例えば、2003年のことを覚えている。他のドライバーの半分の燃料でポールポジションを獲って、レース結果がどうなったかはご存知の通りだよね。最初の10周で先頭を走っていても、雨が降ったり、セーフティカーが導入されたり、いろんなことがあので、結果がどうなるかはわからない」

「でも、それがなければ、今ペンと紙をくれたら、こことカナダ、オーストリアのグリッドオーダーを当てれる。1つか2つは間違うかもしれないけどね。でも、きっとファンのみんなは今のそういう状況を歓迎していないと思う」

また、肉体的にも精神的にも限界までプッシュしたと感じているのはいつが最後かと質問されたフェルナンド・アロンソは「2005年かな」とコメント。

「2005年のマシンは8秒速かった。今年のマレーシアでエンジニアが計算してくれたんだけど、2006年のウィナーと比較して、今年のウィナーは6周も遅かった。つまり、6回も周回遅れにされてるということにある」

「今年のマシンよりも、レースあたり6分〜7分、もしくは、ラップあたり8秒速かったので、肉体的にも精神的にもかなり要求は厳しかった。何もかも限界までプッシュしなければならない。でも、もう10年も前のことだけどね」

加えて、フェルナンド・アロンソは、タイヤ戦争があればラップタイムを速め、確率的要素の増加につながるだろうとも考えている。

「もちろん、タイヤ戦争があればみんなが限界までプッシュするだろうし、F1のためになるだろう。僕がタイヤ戦争を経験したのは数年間だけだけどね」

「ミシュランとブリヂストンがいて、ブリヂストンのワンメイクになり、2006年から2007年の変化はかなり大きかった。2006年のタイヤはどちらのメーカーも素晴らしかった。超高速タイヤの開発に切磋琢磨していて、2005年には1セットでレースを走り切れてしまうくらいだったけど、ブリヂストンだけになった2007年はタイヤがまったく違うものになってしまった」

「たぶん、当時のブリヂストンは激しい競争を脱してちょっとリラックスしていたんだと思う。それでも、プッシュはできた。彼らにタイヤ戦争の経験や技術があったから、F1にとっても良かったと思っている」

「戦略的にもそうだね。予選に優れていてもレースでは駄目なタイヤ、あるいはその逆とかね。サーキットの中にはメーカーによって合う合わないがあるだろうし、いろんな結果になるだろうから、皆もそれを歓迎してくれるだろう」

F1ストラテジーグループの会議に参加したいかと質問されたフェルナンド・アロンソは「嫌だよ! 僕は急進的すぎるからね。常識が必要でしょ?」と答えた。

関連:F1:2017年から給油が復活へ - 2015年5月16日

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ / ホンダF1 / マクラーレン