アレックス・アルボン F1マイアミGP決勝「レッドブル時代ですらなかった光景」

6番手スタートのアルボンは、序盤にエンジン温度の問題に苦しみながらも徐々にペースを上げ、中団グループの中で圧巻の走りを披露。最終的にはメルセデスのジョージ・ラッセル、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに次ぐ5位でチェッカーを受けた。
「本当にいいペースだった。エンジン温度の問題があったから、とにかくカルロス(・サインツ)を早めに抜くことが重要だった。それができてからはメルセデス勢を追いかけることができた」とレースを振り返る。
「正直なところ、VSC(バーチャル・セーフティカー)がなければP4も狙えたと思う。それくらい快適に走れていたし、ずっとジョージとマックスが視界に入っていた。表彰台が見える位置でレースを走るなんて、こんな経験、レッドブル時代ですらなかった」と冗談交じりに振り返った。

アルボンは週末を通じてマシンの感触に自信を持っていたと明かす。
「FP1の最初のラップから、これはいけると感じていた。全体を通してマシンのパフォーマンスが素晴らしかった。こういう週末は多くないからこそ、昨日のスプリントのペナルティはすごく悔しかった。だけど、今日は取り戻せたと思う」
マイアミで唯一ポイントを獲得したミッドフィールドチームとなったウィリアムズ。その立役者となったアルボンは、今季の後半戦に向けて確かな自信をつかんだ。
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