マックス・フェルスタッペン F1ベルギーGP決勝「実際には戦えていなかった」

フェラーリのシャルル・ルクレールを序盤で追い詰める場面もあったが、オールージュでの接近時に空力を失い、追い抜きには至らず。インターミディエイトからスリックに切り替えたあとは徐々に差を広げられ、戦える感触はなかったと認めた。
スプリントでは勝利を収めたものの、決勝ではレッドブルのリアウイングの選択が裏目に出たと語るフェルスタッペン。タイヤマネジメントの課題も依然残っており、本人も「理想的な状況でもP4が限界だった」と振り返った。
Q:マックス、今日は本当にすべてを出し切ってルクレールに迫っていましたね。実際に追い抜ける手応えはありましたか? それとも、途中からかなり厳しいと感じていたのでしょうか?
マックス・フェルスタッペン: もちろん、インターの時は僕たちの方が少し速かったし、実際マシンのセッティングもあって追い抜きが本当に難しかったんだ。
一度オールージュに向かうところでかなり近づいたけど、前のマシンに付くとダウンフォースがすごく落ちてマシンが不安定になってしまって、まともに走れなかった。スリックに替えてからは、正直毎周ルクレールに少しずつ離されていった感じだったよ。彼が1回大きなミスをして1〜1.5秒ぐらい失った時があって、それで僕が追いついたように見えたけど、実際にはずっと届いてなかったんだ。
もちろん戦おうとはしたけど、今日はリアウイングの選択もあって厳しかった。結局、レースのほとんどがドライだったからね。もっと早く始められたはずだと思うけど、それも含めて今日は理想的ではなかった。

Q:週末全体を振り返って、スプリントでは勝利もありましたが、今のクルマの状態やチームの位置づけについてはどう感じていますか?
マックス・フェルスタッペン: 今の状態は僕が望んでいる位置ではないけど、僕たちは改善しようと努力してる。
昨日のスプリントは僕らにとってポジティブな結果だったけど、正直あれは現実的な力を反映したものじゃなかった。決勝ではできることはすべてやったけど、ウイングの選択も含めて今日はそれが助けにはならなかった。ただ、それでも今日の理想的なシナリオを考えると、P4が限界だったと思う。残念だけど、そういう日だったね。
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