アレクサンダー・アルボン 「スパはすべてが始まったサーキット」 / レッドブル・ホンダ F1ベルギーGP プレビュー
レッドブル・ホンダF1のアレクサンダー・アルボンが、2020年のF1世界選手権 第7戦 F1ベルギーGPへの意気込みを語った。

昨年、トロロッソでF1デビューを果たしたアレクサンダー・アルボンは、1年前のF1ベルギーGPからピエール・ガスリーに代わってレッドブル・レーシングに昇格。スパ・フランコルシャンは“すべてが始まったサーキット”だと語る。

「開幕以降連戦が続いていて非常に忙しいけど、F1はいつも忙しいものだ。今はシーズンに全力で取り組んでいて、毎週内容の濃いレースが続いている。ここまで6戦を終え、マシンのどの部分に手を入れていけばいいか分かっているし、ファクトリーのメンバーがより速く、よりドライブしやすいマシンにするために全身全霊で作業を進めてくれている。ライバルも同じかもしれないけど、今はなにが機能してなにが機能していないかを一つずつ試しながら着実に前進できており、すべてがうまくいっていると感じている」とアレクサンダー・アルボンは語る。

「前回の3連戦のあとにレースのない週末を挟むことができた。その間、僕はあまり多くのことはせずにリラックスして自分自身の充電に努めた。3連戦は本当に忙しいのでリラックスできてよかったけど、当然のことながらトレーニングも欠かさずに行った。レースをこれだけ続けると自然にそれがトレーニングになっているけど、それをきちんと維持してシャープな状態でいるのは大切だし、エンジニアのためにも体重を増やさない必要がある! リラックスの方法は現在のコロナ禍の状態ではあまり選択肢が多くない。基本的には屋内にいるよう細心の注意を払いつつ、料理をしたりNetflixを見たりと割と普通なことをしていた。少しだけハイキングもして、心拍を上げるトレーニングにもなるので、そこで走ったりもしていた」

「スパは昨年レッドブルのドライバーとしてデビューを飾った地だけど、この1年間は信じられないくらいのスピードで過ぎていった。1年が経ったとは思えない。昨年ここで得たものを今年トライできるので、今年のレースが待ち遠しい。昨年とはマシンが違うものの、それでも似ている部分はあるし、昨年感じたことを覚えているので、それに比べて今年僕たちになにができるのか楽しみにしている。今年はいくつかいいレースができているし、スパではオーバーテイクも可能なので、早くここでレースをしてみたい気持ちだ。昨年のレースにはいい思い出があるし、今年もいい仕事ができると思っている。何よりスパはいいサーキットで、F1カレンダーのなかでもベストなトラックの一つだと感じている」

「昨年の今ごろ、僕はチームのことをなにも知らない状態でチームに合流した。もちろんチームにいい印象を与えたいのでいい仕事をしなければと思っていた。それまでトロロッソと6カ月だけF1のシーズンを過ごしただけだったので、チームにだれも知っている人はおらず、ビッグチームで仕事をするのも初めての経験だった。今は全員を知っていますし、チームにも溶け込めている。僕らは毎週進化をみせているし、そんな中ですべてが始まったサーキットに戻れることをうれしく思っている」

「昨年のレースでは、チームからプレッシャーをかけられたわけではなかったけど、できる限りのことをしていい結果を残したいと思っていた。その時のことはとてもよく覚えている。今年については、予選モードに関する制約のスタートがスパからモンツァに変わったので、そのことがどう影響するかをみてみたいと思う。ここではストレートが占める割合が多いのでメルセデスが速いと思うし、簡単な週末になるとは思っていない。とはいえ、同じようなことを想定して臨んだシルバーストーンで僕たちはスピードをみせられたので、今週もどうなるか楽しみにしている。どのサーキットでもタイヤや温度に関してどのレベルであれば自分たちのアドバンテージになるのかを予測するのは難しいけど、それでもスパでのレースはいつも本当に楽しい。過去には僕たちはここであまりいい成績を残していないけど、いいサーキットですし、なにより今年はサプライズに満ちたシーズンなので、どのような状況になるか実際に走ってみて確かめたいと思う」

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カテゴリー: F1 / アレクサンダー・アルボン / レッドブル・レーシング / ホンダF1 / F1ベルギーGP