F1アブダビGP 予選Q1:ハミルトンが3戦連続Q1敗退 角田裕毅は15番手通過

Q1序盤は気温低下による路面改善を見込んで多くの車が走行を遅らせる展開に。アルピーヌのピエール・ガスリーはミディアムタイヤで先陣を切ったが、他チームはソフトを投入しつつ慎重に状況を見極めた。FP3でクラッシュしたハミルトンは、組み上げ直したマシンのチェックも兼ねてミディアムで走行を開始した。
中盤にかけて路面コンディションが急速に向上すると、順位は目まぐるしく変化。ハースのオリバー・ベアマンがセクターベストを連発してトップに浮上し、ピアストリがわずか0.001秒差で続くなど、序盤から驚きの展開となった。ラッセルも好タイムを記録してトップグループに入り、フェルスタッペンも安定した走りで上位を確保した。
終盤は各車が新品ソフトでの最終アタックに臨んだ。ノリスが一時トップに立ったものの、その直後にピアストリが全セクターを圧倒するラップを刻み、0.6秒近い差でトップに躍り出た。フェルスタッペン、サインツらもタイム更新を狙ったが、ピアストリの速さには届かなかった。
一方、順位が激しく入れ替わった影響を大きく受けたのがハミルトンだった。最後にボルトレトがタイムを更新したことでハミルトンは16番手に転落。アルボン、ヒュルケンベルグ、ガスリー、コラピントとともにQ1敗退が決まった。
■ Q1敗退 5名
16位:ルイス・ハミルトン
17位:アレクサンダー・アルボン
18位:ニコ・ヒュルケンベルグ
19位:ピエール・ガスリー
20位:フランコ・コラピント
チャンピオン争いの3名はいずれも順当にQ2進出を果たしたが、接戦が続くアブダビ予選は序盤から緊迫感に満ちており、ここからのQ2・Q3も激戦必至となりそうだ。
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