トヨタ WRC
トヨタは、2017年のWRC復帰のためにセバスチャン・ローブとペター・ソルベルグの獲得に動くかもしれないと報じられている。

Toyota Gazoo Racingのチームプリンシパルを務めるトミ・マキネンは、開発中のヤリスWRCのステアリングを握るドライバーを見つけることが難しくなっていることを認めている。

「全体的なパッケージで最も重要なエリアのひとつはドライバーだ」とトミ・マキネンは Autosport にコメント。

「だが、現時点で選択できるドライバーがそれほど多くないということにも現実的でなければならない」

「おそらく来年はドライバーに関して妥協を強いられるだろう。異なるアイデアを検討しなければならない」

フォルクスワーゲンのドライバーは全員が契約下にあり、シトロエンのクリス・ミークは、トミ・マキネンのオファーを蹴ってシトロエン残留を決めた。また、チャンピオンのセバスチャン・オジェも昨年8月にトヨタのオファーを断っている。

来年フリーエージェントとなっているのは、ヒュンダイのティエリー・ノイビル、Mスポーツのマッズ・エストベリのみが、そのティエリー・ノイビルはすでにヒュンダイ残留に傾いており、トヨタにとってはマッズ・エストベリが最有力とみられている。

しかし、トミ・マキネンは、過去のチャンピオンといった主流から離れたドライバーの獲得にもオープンだ。

トミ・マキネンは、先月フィンランドで2003年のWRCチャンピオンであるペター・ソルベルグと会っている。

「我々はペターと異なるプランを議論した」とトミ・マキネンは認める。「ペターがワールドチャンピンで、速いドライバーであることはわかっている」

ペター・ソルベルグが、ヤリスWRCをテストする可能性はあるかと質問されたトミ・マキネンは「いいね。私にはわからないがね」とコメント。

「彼はラリークロスのチームを運営しており、再び選手権を戦っている。だが、可能なこともあるかもしれない」

ペター・ソルベルグは、今年、世界ラリークロス選手権のタイトル防衛に挑む意向であることを発表しているが、それ以降については何も確定していない。

「来シーズンはいくつか異なるオプションがある」とペター・ソルベルグはコメント。

「ラリークロスでの将来が刺激的なのは疑いのないことであり、この選手権でのいくつかのオプションは本当に興味深い」

「でも、WRCでやり残した仕事がまだある」

「トミと話をして、トヨタの大きなプランについて聞くのは興味深いことだ」

セバスチャン・ローブに関しては、フィンランドでトヨタのチーム代表を訪問したと噂されているが、トミ・マキネンはまだセバスチャン・ローブとの議論を開始していないと語る。

「まだセバスチャンとは会ったり、話をしたりはしていない」とトミ・マキネンはコメント。

「多くの噂があるが、ここまで何もない」

「セバスチャンが興味を持っているならば、もちろん、彼と話をしたいと思っている」

「彼が最高のドライバーであることはわかっているあい、まだ非常に好調で、ドライブを続けている」

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カテゴリー: F1 / トヨタ / WRC (世界ラリー選手権)