ザウバー、ペース不足の原因を追求
ザウバーのチーム代表であるペーター・ザウバーは、2010年シーズンの序盤に競争力がなかった原因を追求していると語る。

冬季テストでは印象的なパフォーマンスをみせていたザウバーだが、開幕3戦ではノーポイント。マレーシアGPでは、雨のコンディションの予選で小林可夢偉がなんとかQ3進出を果たした。

ザウバーは、チームが調査を行っており、彼自身も答えを探していることを認めた。

「パフォーマンスに関して、我々は期待していた場所、C29の開発で我々が得た場所にいない」

「自分自身でも原因を探っている」

「明らかなことは、2009年後半はチーム全体に多くの不確実性があったということだ。状況を考えれば驚くことではない。チーム内の誰もがバーレーンのグリッドに着けるかわからなかった」

「私がチームを買収して初めてその不確実性が取り除かれ、仲間たちは再び将来を想像することができた。これからのタスクは出来るだけ早く失った時間を取り戻すことだ」

中国GPからはフォース・インディアから移籍したジェイムズ・キーが、新しいテクニカルディレクターとして働きはじめる。ザウバーは、キーの加入がチームの組織改革につながると考えている。

「彼がサーキットでテクニカル的な責任を持つグランプリは上海が初めてとなる。彼は短期間で我々が開幕3戦でできなかったこと、C29の完全なポテンシャルを引き出すことに集中することになる」

「さらに先を見れば、彼は技術部門を正しい構造にするために彼が考える適切なも配置を行うことになる。変化を期待しているのは確かだ。しかし、それは一晩で起こるようなものではない。プロセスには時間がかかるだろう」

2006年シーズンのスタートからBMWによって運営されたチームを引き継いだザウバーは、BMWの撤退が新たな時代を意味しており、適当するには時間がかかるだろうと語る。

「ワークスチームから独立チームに適応するというプロセスの中で、我々はチームとして新しい始まりを経験している」

「我々は予算を40%削減し、従業員を3分の1に減らした。大きな削減だ。しかし、この経済的なプロセスは、FOTAによって提案せれた規制によって、他の全てのチームに待ち受けていることだ」

「我々が現在やらなければならないことは、以前のやり方から離れ、最大限に効率化される新しい方法をとることだ。これは技術開発だけでなく、チームの運営にもいえる。例えば、エンジニアの2人のドライバーとの作業方法などだ」

「時間が必要なことだ。ジェイムズ・キーは、多種多少な仕事をすることになるだろう。組織として、我々が元々の強さをしっかりと取り戻すことがすべてだ」

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム