ザウバー F1トルコGP 予選
ザウバーは、F1トルコGP予選でセルジオ・ペレスが15番手、小林可夢偉はマシンに燃料システムのトラブルが発生し、予選を戦うことができなかった。

小林可夢偉 (24番手)
「第1セッションが始まってすぐにコースインしたのは、変更したセットアップを確認するためでした。ただ、燃料システムに問題が起き、バックストレートの途中で突然エンジンが止まってしまいました」

「なんとかガレージまで戻れることを祈っていましたが、ピットレーンの入り口で止まってしまいました。ただ、ガレージまで戻れたとしても、燃料システムを交換するのには時間がかかるので、どちらにしても僕のセッションは終わっていたと思います。今回は不運だったと受け止めるしかないので、明日はいいレースをしたいですね。オーバーテイクをするのは大好きですが、1ポイントを獲得出来る位置までにかなり多くのクルマがいるのは確かですね」

セルジオ・ペレス (15番手)
「今日の予選結果には、もちろん失望している。Q1のハードタイヤでのラップタイムは問題なかったけど、Q2でのソフトコンパウンドでの走行は良くなかった。通常、金曜日のプラクティスセッションのあとにいくつか変更を施す。天候が変化したのでセットアップはかなり難しかった。いくつかの変更の方向性は正しかったけど、他はそうではなかった。でも、マシンは予選で問題なかった。簡単なレースではないと思うけど、明日はポイントを獲得できることを期待している」

ジェームス・キー:テクニカルディレクター
「午前中はいくつかセットアップを変更したクルマで昨日からのプログラムを続けた。セルジオはかなりハッピーだった。ただ、まだクルマのバウンシングについてまだ少しやるべきことがあったし、セルジオはソフトタイヤをうまく使い切ることができていなかった。一方、可夢偉は全然満足しておらず、なかなかクルマが落ちつかない様子だった。昨日ソフトタイヤのパフォーマンスチェックを出来ていなかったことも足を引っ張っていた。そのため予選前に我々は可夢偉のクルマのセットアップを昨日の状態に戻していたので、その確認をするために予選の早い段階からコースインさせたが、急激に燃圧が落ちてしまった。どうやら燃料システムの燃圧が高くなるエリアの問題のようだが、これまで経験したことがないトラブルなので、しっかりと調べる必要がある。ともかく可夢偉にとって、非常に残念な予選になってしまった。明日は大きなチャレンジとなるが、彼はファイターだし、多くの新品タイヤを持っているので、レースではまだまだチャンスがある。セルジオのQ1のラップはプライムタイヤだったが、かなりコンペティティブなものだった。Q2に入って2セットのオプションを使ったが、その恩恵を受けることができずQ3に進出できなかった。チームとしては1秒少しタイムアップできると期待したが結局コンマ5秒に留まってしまった。その理由もチームとしては調べなければならない。全体として残念な予選になってしまった。明日トップ10に入るためにベストを尽くしたい」

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム / 小林可夢偉 / F1トルコGP