2009年 F1 エンジン
FIAは、2009年のエンジン規約とパルクフェルメ規約でのペナルティに関する重要な部分について説明した。

2009年からは、昨年までのエンジン2戦連続使用がなくなり、F1ドライバーは1シーズンで8基のエンジンをやりくりすることになる。

しかし、いくつかのF1チームは、9基目のエンジン使用に対するペナルティや、エンジン交換が可能な時期など、最終的なエンジン規約の明確化を求めてきた。

FIAは、追加エンジンを使用した際に適用されるペナルティは、エンジンを最初に使用した場合のみに科せられることを明確化した。

それにより、例えば、シーズン最後の2戦、ブラジルGPとアブダビGPで9基目のエンジンを使った場合、ブラジルGPでのみペナルティを受けることが確定した。ドライバーがさらに新しいエンジンを使えば、都度、ペナルティが科せられる。

FIAのチャーリー・ホワイティングは、「9基目のエンジンを使用したイベントにおいてのみドライバーにペナルティが科せられる」と述べた。

また2009年は、エンジンに問題があることを証明できた場合に限り、予選と決勝の間にエンジンの交換が可能なことも認められる。

以前は、土曜日午前以降は、パルクフェルメ規約により、ペナルティが科せられないジョーカーエンジン以外への交換には、10グリッド降格のペナルティが科せられていた。

しかし、チャーリー・ホワイティングは、今シーズンはエンジンに問題がある場合、チームはもう少し融通が利かせることができると語る。

「エンジンあるいはエンジンパーツのいずれも、パルクフェルメで作業が可能なパーツリストには乗っていない」

「しかし、第34条1項は技術代表による承認の元で追加作用が可能であるとしている。チームは該当パーツが完全に明白でなくても問題があることを我々に納得させることができれば、通常承認される」

「したがって、チームがエンジンに欠陥があることを証明できれば、おそらくペナルティなしで交換することができるだろう。しかし、故障を修理をするためにエンジンの封印を破れば二度と使用できない」

F1競技規約第34条1項は、予選後のパルクフェルメに関連しており、チームがマシンに加えることのできる変更を記している。

エンジンは、交換可能なパーツリストに掲載されていないが、規約の条文はエンジン交換のチャンスを与えている。

「上記リストに掲載されていない作業は、当該チームからの書面による申請を受け、FIA技術代表が承認する場合もある」

「チームが交換したいパーツは、当初のパーツと質量、慣性、機能が同一であることが明確でなければならない。取り外されたパーツはすべてFIAが保管する」

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カテゴリー: F1 / F1関連 / FIA(国際自動車連盟)