マクラーレン エンジニアリング・クルーを再編成
マクラーレンは、ルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンを最大限に活用するために、今年エンジニアリング・クルーの再編成に着手した。

ルイス・ハミルトンのレースエンジニアを務めていたフィル・プリューがレースエンジニアのトップに昇格。アンディ・ラザムがハミルトンのレースエンジニアに就任し、ジェンソン・バトンのエンジニアにはジェイコブ・アンダーソンが就く。

マクラーレンのマネージングディレクターのジョナサン・サマートンは、ジェントン・バトンの加入と今年実施される新たなリソース制限の結果として再編成に着手したと語る。

「いくつかの理由がある。まず第一に適切な時期であると感じて。現在のレースエンジニアのフィル・プリュー(ルイス・ハミルトン)とマーク・スレイド(ヘイキ・コバライネン)の両方が、15年以上チームのレースエンジニアを務めてきた」

「現在、我々には訓練され、準備ができている非常に優れた人材が何人かいる。彼らの経験と専門知識を生かすことができるプラットフォームを与えたい」

「また、2007年にルイスに行ったのとまさに同じ方法で、ジェンソンのエンジニアリング・チームを編成したい。ジョンソンの生まれもったスムーズなスタイルの長所を引き出すことができる専門の力強いグループを作りたい」

「加えて、我々は組織を発展させ続けていきたい。我々はチームを通じて、空力、エンジニアリング、製造において大きな成長をみてきた。レースエンジニアリングを強化するチャンスとして、トラックサイド・スタッフの削減を行っている」

「また、今年レースに連れていく人員の数に影響するリソース制限に同意したことで、そのプロセスがどのように働き、変化をもたらすかをみる理想的なチャンスだとみなした」

ジョナサン・ニールは、確実にバトンとハミルトンを完全に平等に扱うことが重要な要因になったと語る。

「シーズン末から目を向けていたが、当然、ドライバー・ラインナップが確定するまでレースエンジニアについてはいかなる決定もしなかった」

「ジェンソンがルイスと並んでドライブすることを確定した今、両方のドライバーのために完全に平等な仕事ができることを確実にしたいと思っている」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム